2023年を振り返る

 本年もまるす小平果樹園をご愛顧いただきありがとうございました。

今年のりんごの味はいかがでしたでしょうか。2023年を振り返ると、まずは過去一番早い開花、次に夏の暑さ、最後に秋の晴天が特徴だったと思います。一年を通じて太陽の日差しが豊富で暑かった印象が強い一年でした。あまりの暑さに、りんごは大丈夫なのか、心配になる時期もありましたが、東向き斜面にある果樹園は、程よい水捌けと、山際の豊富な地下水によって、厳しい気候となった本年もりんご栽培を行うことが出来ました。こうした気候の中で、皆様にりんごをお届けできたことは貴重な経験となりました。

そして、6月に当園の先代が他界いたしました。生前に賜りました皆様からのご厚情に御礼申し上げます。

農業技術を学び、実践する姿勢と、経験の蓄積から得られる柔軟性を、大切に引き継ぎ、お客様に喜んでいただけるりんご栽培を続けてまいります。

一年を振り返り、ご愛顧いただいた皆様、そして応援いただきました皆様に御礼を申し上げます。


サンふじ選果と箱詰め商品発送

 果樹園では、サンふじの収穫作業が無事終了しました。収穫量は多く、とても順調な年となっています。

今年のサンふじは例年に比べて少し小ぶりではありますが、台風による大きな被害が無かったことから、大きな傷果の少なさは異例の年となっています。心配した猛暑による日焼けは、想定された範囲の被害に収まりそうな状況です。

現在は、選果作業を急ぎ進めています。また、箱詰め商品発送も同時に進めています。

ご注文いただきましたお客様に大変お待たせしている状況ですが、出来るだけ早くお客様にお届けできるよう作業を進めております。お待ち下さいますようお願い申し上げます。

 


サンふじ収穫最盛期と初雪

 サンふじは収穫最盛期に入り、町のアグリ支援の皆さんに協力いただきながら収穫作業を進めています。

昨日降った雪で、今朝の果樹園は積雪が見られましたが、日中の暖かさでお昼頃には全て融けてくれました。この先数日は暖かい日が続きそうですので収穫が捗ることを願います。


サンふじ収穫開始と里山の初冠雪

 里山に白い雪が見られ寒い朝となった本日から、今年最後の収穫品種サンふじの収穫を始めました。

まずは、日当たりが良く、一際早くから色付き、成熟が進んでいる若木果実を中心に、成熟具合や果実の状態を確かめながら、少しづつ収穫を始めていきます。

数日後からは収穫作業のお手伝いをいただきながら、一気に収穫を進める収穫最盛期に入る予定です。

 


王林の収穫

 王林が収穫を迎えました。今年は完熟期になると自然に落下してしまう果実が多く、これ以上木につけても、どんどんと落下してしまう状況になりましたので、急いで収穫を進めました。暑い夏の年はこうした状況になりやすいと聞きますので今年がその年になった様です。今年の気候で収穫には苦労しましたが、甘くジューシーなリンゴに育ちました。ご注文いただきましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノゴールドの収穫

 シナノゴールドが収穫期を迎えました。今年の気候で例年とは一味違うシナノゴールドに仕上がった様に感じます。特徴である程よい酸味とジューシーさに加えて、今年独特の甘さが加わっている様に感じられます。ご注文いただきました皆様には順番に商品発送してまいります。どうぞお待ちください。


サンふじの手入れと里の紅葉

 果樹園周辺の紅葉が進み、秋らしい晴天に映えています。果樹園ではサンふじ日陰枝の弱い葉摘と、サンふじ収穫に向けてコンテナの洗浄を同時に進めています。本年のサンふじは、暑さによる日焼けや、小玉傾向が見られますが、霜や台風の被害無く概ね順調に生育しています。晴天続く秋の景色を楽しみながら作業を進めます。


シナノホッペの収穫

  シナノホッペの収穫が始まりました。シナノホッペは数週間前から真っ赤な色になり、果肉が成熟するのを待っていましたが、果実表面がしっとりとした感じに変わり、甘い香りが熟期を知らせてくれます。白く残る葉の模様(葉取らず生産)と、扁平でぷっくりした形がとても可愛らしく、果肉は硬いながらもジューシーなシナノホッペに仕上がりました。独特な甘さと口の中に広がる香りをお楽しみ下さい。

ご注文いただいていますお客様には順番に商品を発送してまいります。今年のシナノホッペの味をお楽しみ下さい。

 


初霜とシナノホッペの色付き

 今年秋の初霜が降り、今朝の気温は0.5度、秋の寒さがやってきました。里山の紅葉が少しずつ進んできています。リンゴは晩生の品種が、一年の長い生育を経てようやく収穫へと向かいます。

一年分の気候に大きく左右され、毎年変化ある果実に育ちますが、今年の気候は暑く日照豊か、比較的降雨が少なく来ました。果樹園では真っ赤に色付いたシナノホッペが目立っています。早い時期から赤くなるシナノホッペの収穫時期は試食を繰り返して決めています。収穫にはまだ少し早いかなと感じる今です。

 


シナノスイートの収穫

 シナノスイートの収穫が最盛期に入りました。高い山から紅葉の知らせが届く頃シナノスイートは収穫の時期を迎えます。シナノスイートの果皮は大変柔らかく、丁寧に収穫しないと簡単に傷がついてしまいます。軽い衝撃で凹んでしまうので、そっと扱い、大切にコンテナへ移動し、箱詰め作業も細心の注意を払います。この柔らかさがシナノスイート独特の軽くパリパリとした食感につながります。上品な甘さ食感が特徴のシナノスイート、ご注文いただきました皆様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノスイート玉回し他生育状況

 10月に入り急激な気候変化で、朝の最低気温は10度以下となり、シナノスイートの熟度が一気に上がってきました。赤い果実が目立つ様になり、玉回しを行いながら収穫時期を待っています。まもなく収穫できます。さて、サンふじではキンモンホソガ作った巣跡が目立っています。暑く長かった夏にしっかり繁殖した様です。他品種も暑かった夏を乗り越え熟度を上げ始めました。大切にお世話にて収穫を迎えたいと思います。


ハザかけ米の脱穀

 秋の澄んだ空気の中、ハザかけ米の脱穀作業を行いました。10月に入り雨と晴れの日が交互に訪れましたが、まずまずの乾き具合です。あとは籾摺りと精米をして新米の出来上がりとなります。

今年の天候をぎゅっと凝縮させた今年のお米はどんな味に仕上がっているのか楽しみになります。


暑い秋から涼しい秋へ

 爽やかなというよりも暑い秋晴れの日が続いてきましたが、来週からはいよいよ涼しい秋の陽気に変わる天気予報となっています。果樹園では秋映の収穫を進めながら、併せてシナノスイートの葉摘作業を並行で行っています。天気予報では来週からグッと涼しくなる予報。晴天が続いた季節から秋雨の季節になるのでしょうか。季節の移り変わりを感じる果樹園です。


秋に映える

 果樹園で一際映えるりんご秋映が完熟期を迎えました。その濃い赤色は他の品種にはない特徴で、見た目通りの濃い味と緻密な果肉が人気品種として定着しました。この先に収穫期となるシナノスイートとは大きく違う特徴の秋映は今年の暑い気候でも例年と変わらぬ色味に仕上がりました。


稲刈り無事終わりました

 今年のお米作りも後半に入り、りんご収穫と作業時期を調整しながら、天気の良い日を選び18日19日の二日間で稲刈り作業を行いました。今年は実家父も応援に入り、順調に作業が進みました。

水が抜けてしっかり干された水田には、イナゴやカエルなどいろんな虫や小動物が見られますが、今年はカナヘビ?に間違えそうな(発見者は初め間違えてました)小さなヤマカガシが現れてビックリ。水田周りの土手を荒らすモグラやネズミを捕らえてくれる仲間も必要ですので、そっと水田脇の土手まで案内してあげました。

さて全ての稲刈りが終わりましたが、この時期としては暑い気温となりました。ハザにかけての天日干しはこの晴天で乾燥が進みます。この先も順調に乾燥してくれることを願います。

 


秋の香りシナノドルチェの収穫

 シナノドルチェが収穫の時期を迎えました。高温下でなかなか赤く色つきませんが、ピンク色に近い明るい発色に仕上がったシナノドルチェは、酸味が有りジューシーでとても香る果実になりました。

ご注文頂いているお客様には順番で商品発送してまいります。どうぞお待ちください。

 


シナノプッチの収穫

 小さくて丸かじりに最適な可愛らしいりんごシナノプッチが収穫を迎えました。今年は昨年に比べ、全体に小玉になっています。このりんごの大きさを願ったものにするのが毎年の悩み種になっていますが、今年は摘果の時期が遅れたことで小さくなったのかなと思っています。来年は今年より早く摘果したいと思います。過去には大きくなり過ぎ、困った年もあり同じ大きさに整えたいところです。

可愛らしいシナノプッチをおやつに持ってお出かけしたくなる季節になってきました。

ご注文くださいました皆様には順番に商品を発送いたします。どうぞおまちください。

尚、本年のシナノプッチは収穫予定量に達しましたのでご注文完売とさせていただきました。ありがとうございました。


シナノドルチェの色付きは秋の始まり

色付き始まるシナノドルチェ
色付き始まるシナノドルチェ

 シナノドルチェが少しずつ色付きをはじめました。シナノゴールドと兄弟品種のシナノドルチェは酸味とジューシーさが特徴の赤色品種です。赤色とは言いますが、着色しにくい特性で、涼しさと日差しがないと着色しません。朝晩の気温が15度くらいになり、秋の晴天となれば一気に着色をしてきます。この品種の色付きは、秋がやってきたことを感じさせてくれます。


サンつがる収穫

 果樹園ではサンつがる収穫を進めています。今年は厳しい暑さから果実を守り、ストレスから樹体を保護するため、サンつがるは葉取らず生産です。日焼けを最小限にすることができました。果実は熟期になると自然に色が付き、収穫の時期を知らせます。熟した果実を選び数回に分けて収穫を進めています。


シナノプッチの色付き

 朝晩の涼しさが感じられる果樹園で一際目立つシナノプッチの色付きです。今年の気候では成熟が早そうな状況です。


サンつがる収穫時期と他品種の見直し摘果

 サンつがるの収穫期となりました。まだまだ高温の日が続いていますが、夜の気温が20度を下ることもあり、少しずつ色付きが増してきました。今年は摘果作業の遅れから、玉サイズが例年より小さく、大玉が少ない状況です。大玉のご注文はお早めにお願いいたします。

 さて、そのほかの品種は見直し摘果作業を進めています。まだまだ着果量が多く、全体に小玉傾向となってしまっています。丁寧な摘果を進めてまいります。

 


シナノリップ他極早生種の収穫終了

 シナノリップ・シナノレッド・恋空 りんご極早生品種の収穫が終了しました。

ご注文くださいました皆様大変ありがとうございました。

台風7号の接近に備えて盆前収穫を進め、対策しましたが、被害は無く安堵しています。

今年の極早生は収穫前一月間の気温が特に高く、雨も少ない状況が続きました。着色が進まなかった割には、果肉の熟度は日に日に進み、酸味が抜けていくのが早く感じられました。

気温が高い日中を避けて早朝5時からの収穫には慣れましたが、お盆が近くなると、朝の暗さを感じました。日が短くなり、秋に近づいていることを感じてます。


夏のりんごシナノリップ 収穫

夏のりんごシナノリップ が収穫を迎えました。梅雨明け後連日の暑さのなかで徐々に完熟期を迎えました。

今年のシナノリップ は、高温続きで酸味が少なく感じられ、程よい酸味に仕上がっているように感じます。

色は若干薄い赤色になりますが、真っ赤になるまで待ってしまうと熟しすぎてしまう危険がありますので、収穫遅れにならぬように注意が必要です。

ご注文くださいました皆様、順番に商品発送いたしますのでどうぞお待ちください。


恋空(こいぞら)の収穫始まる

 夏のりんご恋空(こいぞら)が収穫時期を迎えました。今年初のりんご収穫に期待が膨らみます。

猛暑の夏はここ長野県もかわらず、最高気温34度・33度の日が続いています。

暑い時間帯を避け、早朝5時から収穫を開始します。日の出前からはじめ、鳥の囀りを聞きながらの収穫。徐々に光の色が変わるため、収穫果実を見極めるのに習熟が必要になります。恋空は、この暑さにでも赤く色つき、酸味の少ない優しい味に仕上がりました。

いよいよりんごの季節が始まりました。酸味豊かなシナノレッド ・シナノリップ も徐々に赤く色ついてきています。夏のりんごをどうぞご賞味ください。

 


シナノリップ・恋空・シナノレッド の生育

 7月22日関東甲信が梅雨明け発表されました。いよいよ暑い夏の本番です。

夏のりんご3種類シナノリップ ・恋空・シナノレッドが収穫時期に近づき、強い日差しを受けながらも赤く色ついてきました。ジューシーな夏りんごは個性が強く、酸味と果汁が特徴のシナノレッド 、そこに甘さと果肉の硬さを加えたシナノリップ 。酸味が少なく甘さが特徴の恋空。

3品種の特徴が際立ちます。

生育期間を振り返れば、早かった開花、天気は周期的に変わり、干魃の無い春から梅雨期間は雨と晴れが交互に訪れ、期間中の気温は高く推移しました。収穫前の気候は暑く推移しそうな予報です。

今年の初収穫りんごはどのような味になるのか期待して大切に収穫前管理を続けます。

3品種のご予約を受け付けを開始いたしました。どうぞご利用ください。


りんご新品種への思い

 今年も夏の新品種りんご「恋空」と「シナノリップ」が収穫間近となってまいりました。

今年は良質な花が咲き、受粉も順調、着果が多く小玉気味ですが、それぞれ品種の個性に合わせたお世話をしています。

 二十数年前、現園主が就農した時には「シナノレッド」が極早生品種としての期待を一手に背負い、栽培技術を必死で勉強していたことを思い出します。最適な摘果の量や枝の作り方、木の勢いには品種の差があり、継続して観察する中から、最適な状況を見つけ出す作業。一年に一度しか見ることが出来ない生育から収穫までの変化。試験場など基準にしながら試行錯誤してきました。

現在はシナノレッドを親に新品種シナノリップ が生まれ、まさに栽培技術を勉強している最中です。

 新品種は、十年単位の選抜や研究の結果ようやく品種登録され、苗木が私たち農家に届きます。

初めて育てる品種は、どんな枝ができるのか、どのように果実が実るのか、栽培して初めて目にする事ばかり。

毎年違う気候、生育が進み大きくなっていくりんごの木、条件が毎年変わるなかで試行錯誤を繰り返します。 

大切に育てられた一つの新品種を大切に、今年も皆様にお届けできるよう手入れしてまいります。


梅雨入りとりんご生育

 ここ数日は雨と日差しが交互に訪れる天気でしたが、本日6月8日、関東甲信地方の梅雨入りが気象庁から発表されました。昨年より2日遅い梅雨入りです。

りんごたちは水分を吸収してどんどん大きく成長していきます。特に極早生品種の恋空・シナノリップ ・シナノレッド は収穫まで50日程となり、成長が目に見えて進む時期となりました。

果樹園では摘果作業を進めていますが、本年は着果が多く、作業の進捗が遅くなっています。出来るだけ早く終了できるよう頑張っていきます。


お田植えの季節

 淡かった里の緑が日増しに濃くなるのと共に太陽の日差しが強く感じられ、いよいよ田植えの季節になりました。春先から育てていた苗は順調に育ち、昨年から使用している新しい田植え機にも慣れて快調に田植えが進みました。植え付けの手直しが大幅に減りお田植えの疲れが半減しました。元気良く泳ぐオタマジャクシや泥に隠れるドジョウ、生き物が沢山住む水田が戻ってきました。

 

 


シナノリップ 生育と摘花剤の効果

順調に生育するシナノリップ
順調に生育するシナノリップ

 手作業で摘花作業を終えたシナノリップ は順調な生育で親指ほどの大きさとなっています。今年は受粉時期の天候に恵まれたので着果が多く見込まれる場所には摘花剤(エコルーキー )を使用して、受粉が行われないように調整を試みました。

着果が多いサンつがる 摘花剤は使用していません
着果が多いサンつがる 摘花剤は使用していません
中心果と側果2果を残して生育が止まっているサンふじ理想の受粉結果(摘花剤使用)
中心果と側果2果を残して生育が止まっているサンふじ理想の受粉結果(摘花剤使用)

 全ての場所で上の写真ほどに摘花剤効果が見られているわけではありませんが、一部摘花されることで樹体への負荷は大きく下がります。そして人力による摘果作業の手数も減らせられ、作業の進捗が進みます。


りんご受粉は良好

 今年のりんご受粉は良好です。最近10年間で最も順調な受粉が行われています。

ここ数年は凍霜害被害が続きましたが、今年は凍霜害の無い健全な花が多く、受粉時期の天候に恵まれ、受粉担当のマメコバチや他訪花昆虫の活動も良かったようです。

受粉が順調で果実数が多くなりますので、摘果作業が遅くならないように計画的に進めます。

果樹園では白いりんごの花がまだまだ見られます。一斉に咲くのではなく、次々と長い期間に咲く現象は今年の気候によるもの。花見の期間が長くて徳した気分です。


満開のりんご畑で恋空摘花作業

 満開のりんご畑では白やピンク色の花で華やかな景色となっています。12日に開花した恋空は、現在散り盛んとなり、摘花作業を始めました。摘花された花はガクが上がり、順調な生育を見せ始めています。他の品種もここ数日で受粉時期から果実の生育へと進んでいきます。

4月9日と10日の低温による凍霜害は、一部の花で見られますが、大きな影響はなさそうなのでホッとしています。


お米づくりの始まり

 りんごの花が満開となるなか、お米づくり第一歩となる苗作りを始めました。種籾を入れた苗箱を水田に並べ、シートで覆い保温管理で田植え機で植えるための苗を作ります。

新緑とりんごの白い花が目立つ景色のなか今年のお米作りが始まりました。


りんご満開最速記録

りんごの花は中心花が満開
りんごの花は中心花が満開

 4月20日に全てのりんご品種の中心花が満開となり、過去最速を記録しました。

日中の最高気温は26度と夏日になった果樹園は、朝と夕方で景色が変わるほどにりんごの花が次々と咲きはじめ、果樹園をひと回りして確認すると、全ての品種で中心花が満開となりました。


りんご開花と炭作り

 まるす小平果樹園では、一昨年の2021年と同日となる4月12日にりんご恋空と王林が開花を迎えました。その他の品種も開花を待っています。開花直前の4月9日の最低気温がマイナス0.5度、10日がマイナス1.0度になり、凍霜害の心配があります。王林・恋空共に中心果が咲き始めた状況で、花を割り、内部の状況を確認しましたが、変色しているものは見られませんので、順調に開花受粉されて果実になってほしいところです。今月末までは低温の心配がありますので摘花作業は進めずに、様子を見ていこうと思います。早過ぎる春で作業進捗が間に合っていないのが実情です。剪定枝を集めての炭焼き1回目が出来ましたので引き続き剪定枝を集めて2回目の炭焼き、そして水田の苗作り等々、春の作業を終えて、月末から摘花作業に入りたいと思っています。


りんごの開花に向けて

 早い生育が進むりんごは、順調に開花に向かっています。今年はこれまでのところ凍霜害が見られず、中心花・側花共に生育が進んできました。開花の早い恋空ではピンク色の蕾が見え始めました。剪定枝の片付けや炭作り、草刈り、水田の準備に野菜作りの畑作りと、春の農作業目白押しとなってきました。


早い春の凍霜害対策

今年の春は、まるす小平果樹園では過去最も早い生育となっています。生育の早い春に心配となるのが、凍霜害です。3月29日、30日の朝は最低気温0度となり、防霜ファンが稼働して霜対策を行いました。故障している機械は無く、無事全ての防霜ファンが稼働できました。すでに花の蕾が見え始めたりんご達ですが、凍霜害を受けずに生育して行ってほしいと願います。


りんごは発芽から展葉へ

 記録的に暖かな3月中下旬で、3月24日現在全てのりんご品種で発芽を確認しました。

生育が早い品種では展葉が始まっている状況です。平年より10日ほど早い生育ではないでしょうか。発芽展葉は昨年蓄えた栄養で成長していきます。順調な発芽をしていますので順調に生育して行って欲しいと願います。


春の訪れ感じる果樹園

 3月第二週は急激に暖かい陽気となり、春の訪れを感じる果樹園となってきました。

地面の緑が日に日に現れてきていますが、可愛らしい花が咲き始めています。

りんごの芽も順調に大きくなってきており、休眠から徐々に覚めてきている様に感じています。

剪定作業はまだまだ残っていますので、急ぎ進めていきたいと思います。


りんご花芽の膨らみ

 果樹園は、朝晩の寒さ残る中、日中の気温が上がってきました。りんごの花芽が徐々に大きくなってきている様に感じるこの頃です。今年は積雪の少ない冬となりました。雪の無い果樹園では剪定作業を続けています。雪が少ないとはいえ、氷点下の日々が続き、りんごの木は十分な休眠が出来ましたので暖かい日が続くと徐々に休眠から覚めてきそうな気配を感じています。蓄えた養分が動き出す前に剪定作業が終われる様、手際よく作業を進めていきたいと思います。


厳冬期から春に向かう節分へ

 今日は節分です。暦の上では冬から春へと向かう節目となります。

今年の冬は1月22日頃から氷点下10度以下となる厳しい寒さとなりました。

冬型の気圧配置の日は晴天となり、夜の放射冷却も加わって厳しい朝の冷え込みとなることが多いです。そんな朝を迎えた日は、防寒対策を万全にして果樹園へと剪定作業に向かいますが、日中は日差しの暖かさで汗ばむ陽気となります。そして太陽が傾き始める午後3時ごろを過ぎると途端に寒さが戻ってきます。

この寒さの季節も半分を過ぎたでしょうか、立春を過ぎると日が長くなってきます。

果樹園では、基本に立ち返って美味しいりんごの果実が実る様に剪定作業を進めていきます。

 


穏やかな天気で剪定作業

剪定作業が捗る雪の無い果樹園
剪定作業が捗る雪の無い果樹園

1月は穏やかな天気が続いています。果樹園には積雪が見られず、剪定作業が捗ります。昨年の反省をしながら、一本一本に向き合いながらの剪定を行なっていきます。


2023年元旦

穏やかな空気の中昇る 2023年初日の出
穏やかな空気の中昇る 2023年初日の出

 新年明けましておめでとうございます。

昨年は多くの皆様にご愛顧いただきましてありがとうございました。

本年も美味しい果実をお届けできます様努めてまいります。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

果樹園の雪は消えて穏やかな元日となりました。

2023年が穏やかな一年となりますことをお祈りいたします。