完熟りんごブログ

まるす小平果樹園 TEL:0265-35-3775


剪定作業の傷保護

りんご剪定傷に保護剤を塗布して守ります
りんご剪定傷に保護剤を塗布して守ります

 3月前半は雪降り、雨、晴と目まぐるしく変わる天気が続いていますが、比較的寒い陽気です。剪定作業は後半に入りました。暖かくなるとりんごの芽が動きそうですので、出来るだけ早く終わらせたいところです。剪定を行った枝の傷跡は、乾燥で割れてしまったり病気が入ることがありますので、保護剤を塗布して保護します。剪定と同時に進めて、出来るだけ木に負担がかからない様にしています。


寒暖差大きかった2月の果樹園

2月24日早朝の雪景色
2月24日早朝の雪景色

 このまま春になるのでは、と思う程に暖かかった2月の中旬から一転して寒さが戻っている果樹園です。今年の冬は写真の様な積雪になる日が多く、日差しが出てくると一気に融け地面が見えてきます。りんごの芽は少し膨らみ、春が近いことを感じる頃になりました。果樹園では剪定作業を進めています。


雪景色の果樹園

青空に映える白い雪景色
青空に映える白い雪景色

 今シーズン初のまとまった降雪で果樹園は10センチほどの積雪となりました。青空に映える雪も、気温の高さから融けるのが早く感じます。


降雪少ない冬の剪定作業

 今年の冬も降雪が少なく、剪定作業が順調に進んでいます。りんごの木をコンパクトに育て、日当たりと作業性を向上させたりんごの台木にM9ナガノ台木を使用しています。剪定で切る枝の量がこれまでの栽培に比べて極端に少なく、剪定作業の労力も軽減されますし、剪定枝のかたつけ作業も軽減されます。春先の凍害に弱いのが特徴でもありますので、できるだけ早く剪定を終わらせてあげたいりんごの木です。優先的に剪定作業を進めています。

 


2024年の始まり

 2024年まるす小平果樹園では美しい初日の出から始まりました。

快晴の南アルプスから太陽の日差しが温かく注がれりんごの芽が照らされます。

今年も皆様に美味しいりんごをお届けできる様に願う朝でした。

夕方に発生した能登半島地震で、大変な被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

私たちにできることを考えながら、そして行動し、一年を過ごしていきたいと思います。

現在、私達は、長野県内で行われる様々な剪定技術講習会に参加して基本技術の再確認を日々行っています。講習で教わったことを忘れないうちに果樹園で実践確認する毎日です。基本に立ち返りながら新技術を習得していきたいと思います。

本年もまるす小平果樹園をどうぞ宜しくお願い申し上げます。


2023年を振り返る

 本年もまるす小平果樹園をご愛顧いただきありがとうございました。

今年のりんごの味はいかがでしたでしょうか。2023年を振り返ると、まずは過去一番早い開花、次に夏の暑さ、最後に秋の晴天が特徴だったと思います。一年を通じて太陽の日差しが豊富で暑かった印象が強い一年でした。あまりの暑さに、りんごは大丈夫なのか、心配になる時期もありましたが、東向き斜面にある果樹園は、程よい水捌けと、山際の豊富な地下水によって、厳しい気候となった本年もりんご栽培を行うことが出来ました。こうした気候の中で、皆様にりんごをお届けできたことは貴重な経験となりました。

そして、6月に当園の先代が他界いたしました。生前に賜りました皆様からのご厚情に御礼申し上げます。

農業技術を学び、実践する姿勢と、経験の蓄積から得られる柔軟性を、大切に引き継ぎ、お客様に喜んでいただけるりんご栽培を続けてまいります。

一年を振り返り、ご愛顧いただいた皆様、そして応援いただきました皆様に御礼を申し上げます。


収穫が終わった果樹園の様子

 収穫が終わった果樹園は、落葉も終えて休眠の景色になりました。美しい南アルプスの雪景色が見られます。少しずつ冬の景色へと変わる果樹園です。サンふじの発送もひと段落する状況になりました。ご注文くださいました皆様ありがとうございました。今年も残りが少なくなりましたが来年に向けて今年を振り返る大切な時間にしたいと思います。

 


サンふじ選果と箱詰め商品発送

 果樹園では、サンふじの収穫作業が無事終了しました。収穫量は多く、とても順調な年となっています。

今年のサンふじは例年に比べて少し小ぶりではありますが、台風による大きな被害が無かったことから、大きな傷果の少なさは異例の年となっています。心配した猛暑による日焼けは、想定された範囲の被害に収まりそうな状況です。

現在は、選果作業を急ぎ進めています。また、箱詰め商品発送も同時に進めています。

ご注文いただきましたお客様に大変お待たせしている状況ですが、出来るだけ早くお客様にお届けできるよう作業を進めております。お待ち下さいますようお願い申し上げます。

 


サンふじ収穫後半

 サンふじ収穫は後半になり、間も無く収穫終了を迎えます。果樹園に実る赤いりんご1玉1玉を大切に収穫し、皆様にお届けいたします。収穫終了後は、選果作業と並行して、これまで日没後の作業だった箱詰め発送作業を進めてまいります。

ご予約ご注文くださいましたお客様には順番に商品発送してまいりますのでどうぞお待ちください。


サンふじ収穫最盛期と初雪

 サンふじは収穫最盛期に入り、町のアグリ支援の皆さんに協力いただきながら収穫作業を進めています。

昨日降った雪で、今朝の果樹園は積雪が見られましたが、日中の暖かさでお昼頃には全て融けてくれました。この先数日は暖かい日が続きそうですので収穫が捗ることを願います。


サンふじ収穫開始と里山の初冠雪

 里山に白い雪が見られ寒い朝となった本日から、今年最後の収穫品種サンふじの収穫を始めました。

まずは、日当たりが良く、一際早くから色付き、成熟が進んでいる若木果実を中心に、成熟具合や果実の状態を確かめながら、少しづつ収穫を始めていきます。

数日後からは収穫作業のお手伝いをいただきながら、一気に収穫を進める収穫最盛期に入る予定です。

 


王林の収穫

 王林が収穫を迎えました。今年は完熟期になると自然に落下してしまう果実が多く、これ以上木につけても、どんどんと落下してしまう状況になりましたので、急いで収穫を進めました。暑い夏の年はこうした状況になりやすいと聞きますので今年がその年になった様です。今年の気候で収穫には苦労しましたが、甘くジューシーなリンゴに育ちました。ご注文いただきましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノゴールドの収穫

 シナノゴールドが収穫期を迎えました。今年の気候で例年とは一味違うシナノゴールドに仕上がった様に感じます。特徴である程よい酸味とジューシーさに加えて、今年独特の甘さが加わっている様に感じられます。ご注文いただきました皆様には順番に商品発送してまいります。どうぞお待ちください。


サンふじの手入れと里の紅葉

 果樹園周辺の紅葉が進み、秋らしい晴天に映えています。果樹園ではサンふじ日陰枝の弱い葉摘と、サンふじ収穫に向けてコンテナの洗浄を同時に進めています。本年のサンふじは、暑さによる日焼けや、小玉傾向が見られますが、霜や台風の被害無く概ね順調に生育しています。晴天続く秋の景色を楽しみながら作業を進めます。


シナノホッペの収穫

  シナノホッペの収穫が始まりました。シナノホッペは数週間前から真っ赤な色になり、果肉が成熟するのを待っていましたが、果実表面がしっとりとした感じに変わり、甘い香りが熟期を知らせてくれます。白く残る葉の模様(葉取らず生産)と、扁平でぷっくりした形がとても可愛らしく、果肉は硬いながらもジューシーなシナノホッペに仕上がりました。独特な甘さと口の中に広がる香りをお楽しみ下さい。

ご注文いただいていますお客様には順番に商品を発送してまいります。今年のシナノホッペの味をお楽しみ下さい。

 


初霜とシナノホッペの色付き

 今年秋の初霜が降り、今朝の気温は0.5度、秋の寒さがやってきました。里山の紅葉が少しずつ進んできています。リンゴは晩生の品種が、一年の長い生育を経てようやく収穫へと向かいます。

一年分の気候に大きく左右され、毎年変化ある果実に育ちますが、今年の気候は暑く日照豊か、比較的降雨が少なく来ました。果樹園では真っ赤に色付いたシナノホッペが目立っています。早い時期から赤くなるシナノホッペの収穫時期は試食を繰り返して決めています。収穫にはまだ少し早いかなと感じる今です。

 


シナノスイートの収穫

 シナノスイートの収穫が最盛期に入りました。高い山から紅葉の知らせが届く頃シナノスイートは収穫の時期を迎えます。シナノスイートの果皮は大変柔らかく、丁寧に収穫しないと簡単に傷がついてしまいます。軽い衝撃で凹んでしまうので、そっと扱い、大切にコンテナへ移動し、箱詰め作業も細心の注意を払います。この柔らかさがシナノスイート独特の軽くパリパリとした食感につながります。上品な甘さ食感が特徴のシナノスイート、ご注文いただきました皆様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノスイート玉回し他生育状況

 10月に入り急激な気候変化で、朝の最低気温は10度以下となり、シナノスイートの熟度が一気に上がってきました。赤い果実が目立つ様になり、玉回しを行いながら収穫時期を待っています。まもなく収穫できます。さて、サンふじではキンモンホソガ作った巣跡が目立っています。暑く長かった夏にしっかり繁殖した様です。他品種も暑かった夏を乗り越え熟度を上げ始めました。大切にお世話にて収穫を迎えたいと思います。


ハザかけ米の脱穀

 秋の澄んだ空気の中、ハザかけ米の脱穀作業を行いました。10月に入り雨と晴れの日が交互に訪れましたが、まずまずの乾き具合です。あとは籾摺りと精米をして新米の出来上がりとなります。

今年の天候をぎゅっと凝縮させた今年のお米はどんな味に仕上がっているのか楽しみになります。


暑い秋から涼しい秋へ

 爽やかなというよりも暑い秋晴れの日が続いてきましたが、来週からはいよいよ涼しい秋の陽気に変わる天気予報となっています。果樹園では秋映の収穫を進めながら、併せてシナノスイートの葉摘作業を並行で行っています。天気予報では来週からグッと涼しくなる予報。晴天が続いた季節から秋雨の季節になるのでしょうか。季節の移り変わりを感じる果樹園です。


秋に映える

 果樹園で一際映えるりんご秋映が完熟期を迎えました。その濃い赤色は他の品種にはない特徴で、見た目通りの濃い味と緻密な果肉が人気品種として定着しました。この先に収穫期となるシナノスイートとは大きく違う特徴の秋映は今年の暑い気候でも例年と変わらぬ色味に仕上がりました。


稲刈り無事終わりました

 今年のお米作りも後半に入り、りんご収穫と作業時期を調整しながら、天気の良い日を選び18日19日の二日間で稲刈り作業を行いました。今年は実家父も応援に入り、順調に作業が進みました。

水が抜けてしっかり干された水田には、イナゴやカエルなどいろんな虫や小動物が見られますが、今年はカナヘビ?に間違えそうな(発見者は初め間違えてました)小さなヤマカガシが現れてビックリ。水田周りの土手を荒らすモグラやネズミを捕らえてくれる仲間も必要ですので、そっと水田脇の土手まで案内してあげました。

さて全ての稲刈りが終わりましたが、この時期としては暑い気温となりました。ハザにかけての天日干しはこの晴天で乾燥が進みます。この先も順調に乾燥してくれることを願います。

 


秋の香りシナノドルチェの収穫

 シナノドルチェが収穫の時期を迎えました。高温下でなかなか赤く色つきませんが、ピンク色に近い明るい発色に仕上がったシナノドルチェは、酸味が有りジューシーでとても香る果実になりました。

ご注文頂いているお客様には順番で商品発送してまいります。どうぞお待ちください。

 


シナノプッチの収穫

 小さくて丸かじりに最適な可愛らしいりんごシナノプッチが収穫を迎えました。今年は昨年に比べ、全体に小玉になっています。このりんごの大きさを願ったものにするのが毎年の悩み種になっていますが、今年は摘果の時期が遅れたことで小さくなったのかなと思っています。来年は今年より早く摘果したいと思います。過去には大きくなり過ぎ、困った年もあり同じ大きさに整えたいところです。

可愛らしいシナノプッチをおやつに持ってお出かけしたくなる季節になってきました。

ご注文くださいました皆様には順番に商品を発送いたします。どうぞおまちください。

尚、本年のシナノプッチは収穫予定量に達しましたのでご注文完売とさせていただきました。ありがとうございました。


シナノドルチェの色付きは秋の始まり

色付き始まるシナノドルチェ
色付き始まるシナノドルチェ

 シナノドルチェが少しずつ色付きをはじめました。シナノゴールドと兄弟品種のシナノドルチェは酸味とジューシーさが特徴の赤色品種です。赤色とは言いますが、着色しにくい特性で、涼しさと日差しがないと着色しません。朝晩の気温が15度くらいになり、秋の晴天となれば一気に着色をしてきます。この品種の色付きは、秋がやってきたことを感じさせてくれます。


サンつがる収穫

 果樹園ではサンつがる収穫を進めています。今年は厳しい暑さから果実を守り、ストレスから樹体を保護するため、サンつがるは葉取らず生産です。日焼けを最小限にすることができました。果実は熟期になると自然に色が付き、収穫の時期を知らせます。熟した果実を選び数回に分けて収穫を進めています。


サンふじとシナノホッペを割ってみた

 果樹園では晩成種の見直し摘果(3回目の摘果)を進めています。摘果した果実サンふじとシナノホッペを割ってみました。すると、種子の色が成熟した茶色になっているものがあります。昨年までの観察では、収穫時期に近くなると、成熟に合わせて白色だった種子の色が茶色に変色していましたので、今年の種子の茶色化は早いように感じられます。猛暑による影響なのでしょうか。


シナノプッチの色付き

 朝晩の涼しさが感じられる果樹園で一際目立つシナノプッチの色付きです。今年の気候では成熟が早そうな状況です。


サンつがる収穫時期と他品種の見直し摘果

 サンつがるの収穫期となりました。まだまだ高温の日が続いていますが、夜の気温が20度を下ることもあり、少しずつ色付きが増してきました。今年は摘果作業の遅れから、玉サイズが例年より小さく、大玉が少ない状況です。大玉のご注文はお早めにお願いいたします。

 さて、そのほかの品種は見直し摘果作業を進めています。まだまだ着果量が多く、全体に小玉傾向となってしまっています。丁寧な摘果を進めてまいります。

 


シナノリップ他極早生種の収穫終了

 シナノリップ・シナノレッド・恋空 りんご極早生品種の収穫が終了しました。

ご注文くださいました皆様大変ありがとうございました。

台風7号の接近に備えて盆前収穫を進め、対策しましたが、被害は無く安堵しています。

今年の極早生は収穫前一月間の気温が特に高く、雨も少ない状況が続きました。着色が進まなかった割には、果肉の熟度は日に日に進み、酸味が抜けていくのが早く感じられました。

気温が高い日中を避けて早朝5時からの収穫には慣れましたが、お盆が近くなると、朝の暗さを感じました。日が短くなり、秋に近づいていることを感じてます。


夏のりんごシナノリップ 収穫

夏のりんごシナノリップ が収穫を迎えました。梅雨明け後連日の暑さのなかで徐々に完熟期を迎えました。

今年のシナノリップ は、高温続きで酸味が少なく感じられ、程よい酸味に仕上がっているように感じます。

色は若干薄い赤色になりますが、真っ赤になるまで待ってしまうと熟しすぎてしまう危険がありますので、収穫遅れにならぬように注意が必要です。

ご注文くださいました皆様、順番に商品発送いたしますのでどうぞお待ちください。


恋空(こいぞら)の収穫始まる

 夏のりんご恋空(こいぞら)が収穫時期を迎えました。今年初のりんご収穫に期待が膨らみます。

猛暑の夏はここ長野県もかわらず、最高気温34度・33度の日が続いています。

暑い時間帯を避け、早朝5時から収穫を開始します。日の出前からはじめ、鳥の囀りを聞きながらの収穫。徐々に光の色が変わるため、収穫果実を見極めるのに習熟が必要になります。恋空は、この暑さにでも赤く色つき、酸味の少ない優しい味に仕上がりました。

いよいよりんごの季節が始まりました。酸味豊かなシナノレッド ・シナノリップ も徐々に赤く色ついてきています。夏のりんごをどうぞご賞味ください。

 


シナノリップ・恋空・シナノレッド の生育

 7月22日関東甲信が梅雨明け発表されました。いよいよ暑い夏の本番です。

夏のりんご3種類シナノリップ ・恋空・シナノレッドが収穫時期に近づき、強い日差しを受けながらも赤く色ついてきました。ジューシーな夏りんごは個性が強く、酸味と果汁が特徴のシナノレッド 、そこに甘さと果肉の硬さを加えたシナノリップ 。酸味が少なく甘さが特徴の恋空。

3品種の特徴が際立ちます。

生育期間を振り返れば、早かった開花、天気は周期的に変わり、干魃の無い春から梅雨期間は雨と晴れが交互に訪れ、期間中の気温は高く推移しました。収穫前の気候は暑く推移しそうな予報です。

今年の初収穫りんごはどのような味になるのか期待して大切に収穫前管理を続けます。

3品種のご予約を受け付けを開始いたしました。どうぞご利用ください。


りんご新品種への思い

 今年も夏の新品種りんご「恋空」と「シナノリップ」が収穫間近となってまいりました。

今年は良質な花が咲き、受粉も順調、着果が多く小玉気味ですが、それぞれ品種の個性に合わせたお世話をしています。

 二十数年前、現園主が就農した時には「シナノレッド」が極早生品種としての期待を一手に背負い、栽培技術を必死で勉強していたことを思い出します。最適な摘果の量や枝の作り方、木の勢いには品種の差があり、継続して観察する中から、最適な状況を見つけ出す作業。一年に一度しか見ることが出来ない生育から収穫までの変化。試験場など基準にしながら試行錯誤してきました。

現在はシナノレッドを親に新品種シナノリップ が生まれ、まさに栽培技術を勉強している最中です。

 新品種は、十年単位の選抜や研究の結果ようやく品種登録され、苗木が私たち農家に届きます。

初めて育てる品種は、どんな枝ができるのか、どのように果実が実るのか、栽培して初めて目にする事ばかり。

毎年違う気候、生育が進み大きくなっていくりんごの木、条件が毎年変わるなかで試行錯誤を繰り返します。 

大切に育てられた一つの新品種を大切に、今年も皆様にお届けできるよう手入れしてまいります。


梅雨入りとりんご生育

 ここ数日は雨と日差しが交互に訪れる天気でしたが、本日6月8日、関東甲信地方の梅雨入りが気象庁から発表されました。昨年より2日遅い梅雨入りです。

りんごたちは水分を吸収してどんどん大きく成長していきます。特に極早生品種の恋空・シナノリップ ・シナノレッド は収穫まで50日程となり、成長が目に見えて進む時期となりました。

果樹園では摘果作業を進めていますが、本年は着果が多く、作業の進捗が遅くなっています。出来るだけ早く終了できるよう頑張っていきます。


お田植えの季節

 淡かった里の緑が日増しに濃くなるのと共に太陽の日差しが強く感じられ、いよいよ田植えの季節になりました。春先から育てていた苗は順調に育ち、昨年から使用している新しい田植え機にも慣れて快調に田植えが進みました。植え付けの手直しが大幅に減りお田植えの疲れが半減しました。元気良く泳ぐオタマジャクシや泥に隠れるドジョウ、生き物が沢山住む水田が戻ってきました。

 

 


シナノリップ 生育と摘花剤の効果

順調に生育するシナノリップ
順調に生育するシナノリップ

 手作業で摘花作業を終えたシナノリップ は順調な生育で親指ほどの大きさとなっています。今年は受粉時期の天候に恵まれたので着果が多く見込まれる場所には摘花剤(エコルーキー )を使用して、受粉が行われないように調整を試みました。

着果が多いサンつがる 摘花剤は使用していません
着果が多いサンつがる 摘花剤は使用していません
中心果と側果2果を残して生育が止まっているサンふじ理想の受粉結果(摘花剤使用)
中心果と側果2果を残して生育が止まっているサンふじ理想の受粉結果(摘花剤使用)

 全ての場所で上の写真ほどに摘花剤効果が見られているわけではありませんが、一部摘花されることで樹体への負荷は大きく下がります。そして人力による摘果作業の手数も減らせられ、作業の進捗が進みます。


りんご受粉は良好

 今年のりんご受粉は良好です。最近10年間で最も順調な受粉が行われています。

ここ数年は凍霜害被害が続きましたが、今年は凍霜害の無い健全な花が多く、受粉時期の天候に恵まれ、受粉担当のマメコバチや他訪花昆虫の活動も良かったようです。

受粉が順調で果実数が多くなりますので、摘果作業が遅くならないように計画的に進めます。

果樹園では白いりんごの花がまだまだ見られます。一斉に咲くのではなく、次々と長い期間に咲く現象は今年の気候によるもの。花見の期間が長くて徳した気分です。


満開のりんご畑で恋空摘花作業

 満開のりんご畑では白やピンク色の花で華やかな景色となっています。12日に開花した恋空は、現在散り盛んとなり、摘花作業を始めました。摘花された花はガクが上がり、順調な生育を見せ始めています。他の品種もここ数日で受粉時期から果実の生育へと進んでいきます。

4月9日と10日の低温による凍霜害は、一部の花で見られますが、大きな影響はなさそうなのでホッとしています。


お米づくりの始まり

 りんごの花が満開となるなか、お米づくり第一歩となる苗作りを始めました。種籾を入れた苗箱を水田に並べ、シートで覆い保温管理で田植え機で植えるための苗を作ります。

新緑とりんごの白い花が目立つ景色のなか今年のお米作りが始まりました。


りんご満開最速記録

りんごの花は中心花が満開
りんごの花は中心花が満開

 4月20日に全てのりんご品種の中心花が満開となり、過去最速を記録しました。

日中の最高気温は26度と夏日になった果樹園は、朝と夕方で景色が変わるほどにりんごの花が次々と咲きはじめ、果樹園をひと回りして確認すると、全ての品種で中心花が満開となりました。


りんご開花と炭作り

 まるす小平果樹園では、一昨年の2021年と同日となる4月12日にりんご恋空と王林が開花を迎えました。その他の品種も開花を待っています。開花直前の4月9日の最低気温がマイナス0.5度、10日がマイナス1.0度になり、凍霜害の心配があります。王林・恋空共に中心果が咲き始めた状況で、花を割り、内部の状況を確認しましたが、変色しているものは見られませんので、順調に開花受粉されて果実になってほしいところです。今月末までは低温の心配がありますので摘花作業は進めずに、様子を見ていこうと思います。早過ぎる春で作業進捗が間に合っていないのが実情です。剪定枝を集めての炭焼き1回目が出来ましたので引き続き剪定枝を集めて2回目の炭焼き、そして水田の苗作り等々、春の作業を終えて、月末から摘花作業に入りたいと思っています。


りんごの開花に向けて

 早い生育が進むりんごは、順調に開花に向かっています。今年はこれまでのところ凍霜害が見られず、中心花・側花共に生育が進んできました。開花の早い恋空ではピンク色の蕾が見え始めました。剪定枝の片付けや炭作り、草刈り、水田の準備に野菜作りの畑作りと、春の農作業目白押しとなってきました。


早い春の凍霜害対策

今年の春は、まるす小平果樹園では過去最も早い生育となっています。生育の早い春に心配となるのが、凍霜害です。3月29日、30日の朝は最低気温0度となり、防霜ファンが稼働して霜対策を行いました。故障している機械は無く、無事全ての防霜ファンが稼働できました。すでに花の蕾が見え始めたりんご達ですが、凍霜害を受けずに生育して行ってほしいと願います。


りんごは発芽から展葉へ

 記録的に暖かな3月中下旬で、3月24日現在全てのりんご品種で発芽を確認しました。

生育が早い品種では展葉が始まっている状況です。平年より10日ほど早い生育ではないでしょうか。発芽展葉は昨年蓄えた栄養で成長していきます。順調な発芽をしていますので順調に生育して行って欲しいと願います。


春の訪れ感じる果樹園

 3月第二週は急激に暖かい陽気となり、春の訪れを感じる果樹園となってきました。

地面の緑が日に日に現れてきていますが、可愛らしい花が咲き始めています。

りんごの芽も順調に大きくなってきており、休眠から徐々に覚めてきている様に感じています。

剪定作業はまだまだ残っていますので、急ぎ進めていきたいと思います。


りんご花芽の膨らみ

 果樹園は、朝晩の寒さ残る中、日中の気温が上がってきました。りんごの花芽が徐々に大きくなってきている様に感じるこの頃です。今年は積雪の少ない冬となりました。雪の無い果樹園では剪定作業を続けています。雪が少ないとはいえ、氷点下の日々が続き、りんごの木は十分な休眠が出来ましたので暖かい日が続くと徐々に休眠から覚めてきそうな気配を感じています。蓄えた養分が動き出す前に剪定作業が終われる様、手際よく作業を進めていきたいと思います。


厳冬期から春に向かう節分へ

 今日は節分です。暦の上では冬から春へと向かう節目となります。

今年の冬は1月22日頃から氷点下10度以下となる厳しい寒さとなりました。

冬型の気圧配置の日は晴天となり、夜の放射冷却も加わって厳しい朝の冷え込みとなることが多いです。そんな朝を迎えた日は、防寒対策を万全にして果樹園へと剪定作業に向かいますが、日中は日差しの暖かさで汗ばむ陽気となります。そして太陽が傾き始める午後3時ごろを過ぎると途端に寒さが戻ってきます。

この寒さの季節も半分を過ぎたでしょうか、立春を過ぎると日が長くなってきます。

果樹園では、基本に立ち返って美味しいりんごの果実が実る様に剪定作業を進めていきます。

 


穏やかな天気で剪定作業

剪定作業が捗る雪の無い果樹園
剪定作業が捗る雪の無い果樹園

1月は穏やかな天気が続いています。果樹園には積雪が見られず、剪定作業が捗ります。昨年の反省をしながら、一本一本に向き合いながらの剪定を行なっていきます。


2023年元旦

穏やかな空気の中昇る 2023年初日の出
穏やかな空気の中昇る 2023年初日の出

 新年明けましておめでとうございます。

昨年は多くの皆様にご愛顧いただきましてありがとうございました。

本年も美味しい果実をお届けできます様努めてまいります。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

果樹園の雪は消えて穏やかな元日となりました。

2023年が穏やかな一年となりますことをお祈りいたします。


2022年を振り返る

2022年は大変多くのお客様にまるす小平果樹園をご利用いただきありがとうございました。

また、応援のメッセージや感想も沢山お届けいただき感謝申し上げます。

りんごのご縁で新しいお客様がご連絡くださる機会が増えた事も今年とても嬉しかった出来事です。

2022年産りんごの味はいかがでしたでしょうか。

その年の気象が現れる果実の味です。私たちの作業の至らなさが現れるところも有ります。

出来るだけ自然体で栽培が続けられる様に栽培方法や栽培品種の選択を日々考え、りんごの木に実ったりんごの味をそのままお客様に届けています。美味しいりんごを実らせてくれたりんごの木と、ご賞味くださいました皆様に感謝を申し上げます。 


サンふじ商品発送一段落

真っ白な銀世界へと一変した果樹園
真っ白な銀世界へと一変した果樹園

サンふじの発送作業が一段落するのを待っていたの様にまとまった降雪で辺りは白い世界へと一変しました。本年も沢山のお客様にサンふじご注文をいただきありがとうございました。11月中旬から収穫を始め、選果・荷作りへと作業を進めて一か月間、皆様には大変お待たせいたしました。無事サンふじを発送する事が出来て一安心しています。

現在サンふじ若干量の在庫がございますのでご注文受付しています。

年末は28日まで商品の発送しています。どうぞご利用ください。


サンふじ収穫中

サンふじの収穫が続いています。晴天と降雨が交互に訪れ、晴れの日は収穫を、雨の日は選果を進めています。本年の収穫量は一昨年程度を見込んでいますが、春先の凍霜害の影響から果実大きさのばらつきが出ています。選果作業では、玉サイズの選別と、傷や果実の味に差が出たものを選別していますが、台風影響が無かった今年は傷果が少ない状況となっています。

収穫作業は残り数日間で終了予定です。大切に収穫して皆様にお届けします。

商品在庫全体量の把握には選果作業が進む必要がありますので、収穫終了後しばらくかかる予定です。

ご注文いただきましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ち下さい。

 


サンふじ収穫開始

黄葉の果樹園でサンふじ収穫開始
黄葉の果樹園でサンふじ収穫開始

黄葉した果樹園ではサンふじの収穫が始まりました。2019年の大不作から少しづつ収穫量を増やすべく試行錯誤中の3年目となります。今年は早い開花に始まりましたが、遅霜害、開花中の降雨による受粉不良が重なり、順調に生育した果実が少ない年となりました。しかしその後の収穫に影響が出るほどの台風被害や病虫害の発生は無く順調に生育しました。果実の見た目は若干ザラザラとした霜の被害が残っていますが、無事収穫をむかえられる果実を丁寧に収穫し、皆様にお届けしてまいります。

サンふじは多くの皆様にご注文いただき、予定の量に達したためホームページの注文を停止しています。収穫選果が進み在庫見込みができましたら再開いたします。お問い合わせがございましたら問い合わせまたは注文ページのメールからお知らせください。


皆既月食と王林収穫

果樹園ではお月様の様な見た目のリンゴ王林が収穫を迎えました。今年の王林は春の遅霜の影響が出て、玉の大きさにばらつきが出たり、サビ状の影響が出ていました。また、果実ごとの熟度が揃いにくかっっため、収穫を遅らせていましたが、ここにきて自然落下してしまう果実が急増したため収穫を進めました。今年の気候ならでは出来事です。夜には家族で皆既月食と天王星食を観察。秋の澄んだ空と寒さを体感しました。急激に果実が熟していくのはこの気候のおかげと感じる夜でした。

 王林をご注文くださいましたお客様には順番に商品発送を行っていますのでお待ち下さい。


里の紅葉とサンふじ

紅葉が山の上から里に降りてきて辺りは黄色赤色眩しい景色が広がります。サンふじは、玉回しの手入れを行い、収穫前の最終手入れを行っています。サンふじの葉は徐々に黄色へと紅葉していき果実も完熟を迎え収穫となります。


シナノゴールドの収穫

シナノゴールドが収穫期を迎えました。黄金色に輝くこのリンゴは、完熟果実なのに酸味が残る濃い味と、ジューシーな果汁、パリパリとした食感、そして芳香があり、赤色ではないりんごの中で飛び抜けた美味しさを感じます。ここ数年は酸味が少ないシナノゴールドでしたが、今年は酸味が十分有り、特徴を十分に引き出せているように感じます。シナノゴールドのもう一つの特徴は日持ち性が抜群に良いことです。サンふじと収穫の時期が近いですが、シナノゴールドは蜜入りによる果肉変質の心配がなく、涼しい場所に保管すれば、徐々に酸味が減る変化をしていきます。食感の変化が少なく、収穫直後のジューシーさを長い間楽しむことができる優れたリンゴです。ブドウのシャインマスカットと同じく赤色ではない果実の美味しさ。根強いファンが増加中のシナノゴールドです。


シナノホッペ収穫開始

鮮やかな赤色と扁平な形が特徴のシナノホッペを収穫開始しました。シナノホッペの香りが果樹園に広がり収穫の時期を知らせてくれました。この赤色はシナノスイートが色付く頃にはすでに仕上がっています。色だけで収穫時期を判断できないシナノホッペですので試食を繰り返してきましたが、ようやく完熟期を迎え収穫です。収穫量が少ないためネットショップ掲載の前からお問い合わせによって予約いただいています。順番に商品を発送してまいりますのでお待ち下さい。また、商品在庫ができましたら販売受付を行います。ご希望がございましたらお問い合わせからお知らせください。

 


黄色リンゴの王林とシナノゴールド

 黄色リンゴの王林とシナノゴールドの熟度が少しずつ進んできました。

王林はまだまだ真っ青といった状況です。比較するとシナノゴールドは少し黄色味がかった緑色になってきました。収穫時期は今月末から11月はじめを予想しています。


令和4年のサンふじ

 サンふじは収穫の時期が最も遅く1年間の気候や環境を全て表してくれる品種です。令和4年は暖かい春による早い開花、早い開花よる晩霜遭遇、早い梅雨明け、暑い夏、8月後半から9月は降雨日多く、10月初旬まで高温が続き、10月後半から気温が下がり現在に至ります。この気候で生育してきた令和4年のサンふじがどのような品質なのか。弱い葉摘と玉回しを開始したサンふじの外観は、晩霜によるサビが多く、玉肥大は良好、着色は遅れ気味です。収穫まで約一月間の気候が最後の仕上げとなります。今年のサンふじを大切にお世話しています。


シナノスイート収穫開始

 シナノスイートは色付きが進み収穫が始まりました。朝晩の寒さは色付きに大きく影響します。今週は週の中程から急激に寒い気候に変わり、それに合わせて色付きが進んできました。シナノスイートは色付きしにくい品種ですので一玉一玉を玉回しして全体の色合いを仕上げています。

玉回しを行っていて台風の擦れ傷が多いことに気づきました。一見被害がないように見えた台風ですが、果皮が弱いシナノスイートでは被害が見られています。大きな収穫量減にはならない見込みです。

ご注文いただいていますお客様には順番に商品発送してまいります。どうぞお待ち下さい。


快晴の週末は稲脱穀と秋映収穫

 果樹園は秋らしい快晴の週末となりました。爽やかな空気を感じながら、ハザかけ米の脱穀作業と秋映の収穫作業が捗りました。この週末は観光にお出かけした方も多かったのでは。私たちも外で飲むお茶の味が一際おいしく、行楽気分を楽しめた週末でした。

秋映をご注文いただいていますお客様には順番に商品発送しています。どうぞお待ち下さい。


秋映の香で秋を感じる

 秋映の香りが果樹園に広がり始めました。この香りを感じると、いよいよ秋が深まるのを感じます。秋映収穫の時期が近づきました。今年のりんごは昨年に比べて1週間ほど収穫の時期が遅れています。花は同時期に咲いていましたので、春夏の気候の差が果実の収穫時期に影響しているのではと考えています。カレンダーに収穫時期を掲載していますが、見直し見直しという状況となっています。

山の紅葉が始まり秋の果実が次々収穫を迎えます。


シナノスイート生育他

 収穫時期を迎えるりんご品種が次々と続く時期になりました。台風を乗り越えたシナノドルチェ は収穫を終え、シナノスイートは徐々に色付きが始まり収穫の時期が近づきます。11月下旬から収穫予定のサンふじは徐々に大きくなってきました。秋の収穫シーズンが始まります。


台風14号被害少なく一安心

 台風14号による被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。まるす小平果樹園では、19日昼間から強い南風が吹いてりんごの木が大きく揺すられる場面があり、今朝になると風向きが北風に変わり10時ごろまでは強い風が吹いていました。しかし幸にもりんご果実が落とされることはほとんど無く、一部に擦れ傷等見られますが、全体の被害は小さく、収穫量を大きく損なう被害は無くて一安心しています。ご心配いただきご連絡を下さいました皆様ありがとうございました。既にご注文いただいているシナノドルチェやシナノプッチ・秋映は予定通り収穫することが出来ますのでどうぞお待ち下さい。


シナノドルチェとシナノプッチの収穫

 シナノドルチェは本日台風の接近に備えて収穫を行いました。台風接近前に全ての収穫は終えられませんでしたので残りは台風が行きすぎてから収穫となります。

 シナノプッチも台風接近に備え収穫を行いました。熟していない果実は収穫できませんので、収穫量は少なく、台風通過後が収穫最盛期となります。

他の品種の台風対策は、収穫はできませんので、支柱の見直しや枝吊りの見直し等、できる範囲での台風対策を行いました。明日からは風雨が強まる天気予報ですので、家の中で注意して過ごしたいと思います。


台風接近前に稲刈り

 台風14号の接近と降雨に備えて昨日と本日稲刈りを行いました。ここ数日は晴天が続き水田の乾きも良く順調に稲刈りからハザかけができました。ゆっくり乾燥して脱穀を待ちます。


シナノプッチ他の生育

 果樹園ではサンつがるの収穫が終了しました。続いて9月に収穫時期を迎えるシナノプッチ・シナノドルチェ ・秋映の生育をお知らせいたします。

これらの品種は少しづつ色付きが進んできています。色付きが良いシナノプッチを試食をしてみますと、収穫時期の味まではあと少しといったところです。

来週末頃から収穫の時期に入る予想です。今年の初秋りんごはどんな味に仕上がるのか楽しみです。

さて、ご予約を直送販売のページに掲載中でございますが、現在シナノプッチがご好評につきまして、収穫予定量のご予約をいただき、在庫切れ表示でご注文いただけない状況です。

こちらは、収穫開始後在庫見通しが立ちましたら再度受付を開始いたします。


サンつがる収穫中

 サンつがるは収穫最盛期となりました。周期的な雨も手伝って涼しい日が続き、色付きと熟度が進んできました。サンつがるの収穫が始まると秋の始まりです。


秋の気配とサンふじ他の生育

水田の稲穂が実り始めました
水田の稲穂が実り始めました

水田の稲穂が秋の気配を伝えてくれます。暑かった今年の夏も終わりを迎え、徐々に涼しい季節へと変わり始めました。


サンふじ他のりんご品種は収穫の時期に向けて徐々に徐々に生育を進めています。今年の生育状況全般は、十分だと感じた開花した花の量に比べて、果実の受粉状況は良くはなく、小玉のものや、変形のものが多く、仕上げ摘果・見直し摘果を進めていくにつれ、良い果実の数が限られてきました。なかなか思うようにはいかないのが常であります。

シナノプッチや秋映など、収穫まで半月以上ある品種でも色付きが始まりました。

シナノゴールドやシナノスイートはまだまだ真っ青な果実です。

これから徐々に大きくなり、成熟していきます。

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早生りんご サンつがる

 極早生りんごの収穫が終わり、続いて早生りんご サンつがるが成熟してきました。今年は7月からとても暑い日があったためか、このところ、朝晩が涼しく、秋の気配すら感じられるほどとなっています。極早生品種のシナノリップ・シナノレッド は、厳しい暑さや、比較的多かった降雨日によって、着色に難があり、収穫時期の見極めに苦労しましたが、サンつがるは順調に着色していますので収穫時期に迷うことがなさそうです。


シナノレッド の収穫

収穫期を迎えたシナノレッド
収穫期を迎えたシナノレッド

 シナノレッド が収穫時期を迎えました。予定通り、シナノリップ とシナノレッド同時収穫となります。シナノレッド はりんごのお尻が黄色になる程に熟すと、果肉が急速に柔らかくなってしまいます。このりんごの完熟期はお尻が青く果実の赤色が進んだ時期になります。収穫時期が遅れないよう注意して、爽やかな酸味とジューシーなシナノレッド を収穫してまいります。 ご注文頂いたお客様には順番に商品をお送りいたします。どうぞお待ち下さい。


シナノリップの収穫

収穫時期を迎えたシナノリップ
収穫時期を迎えたシナノリップ

 シナノリップが完熟期を迎え収穫期となりました。シナノリップは甘酸バランスの優れたりんごですが、収穫時期が早いと酸味が強く、完熟の時期は程よい酸味があり、果肉がジューシーで芳香が感じられる頃となります。一玉一玉の熟度を確認しながら完熟したものを選んで収穫していきます。甘味と酸味のバランスが良いシナノリップをどうぞお召し上がりください。ご注文頂いた皆様には順番に商品をお送りいたしますのでどうぞお待ち下さい。


シナノリップ の収穫時期判断

 シナノリップの収穫の時期をどのように判断するのか。りんごの色、特にお尻の色を判断材料にするよう各機関から指導を受けています。簡単に言うとお尻まで黄色いほど熟度が進んでいる状態で、緑色の状態は未熟ということになります。さて、この写真を見てどう判断できるのでしょうか。お尻が黄色にも緑色にも見えます。とても微妙な色合いで、判断する個人差も大きくなるところです。こうなると、生産者が食べて色合いと味の相関を見極め、収穫の判断に生かすことがことがとても大切になると感じています。

まるす小平果樹園でも試食を繰り返していますが、現在はまだ未熟な味という状況。収穫は来週になる予想です。


恋空収穫

早朝に行う恋空収穫
早朝に行う恋空収穫

  恋空の収穫が最盛期となりました。まるす小平果樹園では最高気温が30度を大きく超える日が続いていますが、恋空収穫は、早朝の涼しい時間に行っています。今朝も5時半から収穫開始。気温20度の爽やかな空気の中で収穫作業を行いました。日中の暑さでも日焼けに強く、赤く色ついていく恋空の収穫が順調に進みました。ご注文くださいました皆様には順番に商品を発送していますのでどうぞお待ちください。

猛暑の中でも赤く色つき収穫された恋空
猛暑の中でも赤く色つき収穫された恋空

シナノリップ とシナノレッド の収穫近い

シナノリップ とシナノレッドの収穫が近付いてきました。この2品種は収穫時期が全く同じ時期となります。どちらも熟期になると赤く色付いてきますが、シナノリップはべったりと赤色に染まっていき、シナノレッド は縞状に赤くなる特徴があります。同じ赤色のりんごにも色付きの特徴が出ます。

あと7日ほどで完熟期が始まる2品種です。

左は2018年春のシナノリップです。右は2022年7月のシナノリップ。順調に生育してきました。


夏のりんご恋空収穫

真っ赤に色付き完熟期になった恋空
真っ赤に色付き完熟期になった恋空

夏のりんご恋空の収穫が始まります。恋空は熟期が来ると急激に真っ赤に色付き収穫の時期を迎えます。

昨年より少しだけ早く収穫開始です。今年も甘い恋空に仕上がりました。

左は2019年8月の恋空、右は2022年7月の恋空です。3年間で順調に生育が進み収穫量も順調に増加です。


夏空と夏りんご

赤い果実が目立ち始めた果樹園
赤い果実が目立ち始めた果樹園

 果樹園は夏空と濃い緑の中に赤い果実が目立つ景色となってきました。

夏りんごの恋空が少しずつ色付き、熟度を上げてきました。

恋空は垣根仕立ての高密植栽培で栽培しています。列幅4メートルに対して全高が4メートル程と樹高が高くなりますが、これまでのワイ化栽培に比べて、夏場に地上付近の木陰ができますので、比較的に涼しく作業が行える事がわかってきました。高密植栽培のシナノリップも同様に木陰ができます。夏りんごの栽培にはこの方法がとっても良いです。

さて、極早生品種の恋空・シナノリップ ・シナノレッド のご予約受付を開始いたします。

商品の発送は8月始めからとなる予想です。どうぞご利用ください。 


シナノリップ・恋空の生育と仕上げ摘果

 梅雨明け後も雨降りの日が続く果樹園です。適度な水分で果実は順調に大きく成長してきました。特に極早生種の恋空・シナノリップ ・シナノレッド の大きさは収穫時期に近づきました。今年のリンゴは一玉一玉の生育にばらつきがあります。大きくならない果実、変形してしまう果実が例年以上に多いので、見直し摘果も含め、丁寧な摘果管理で良い果実が残るよう手入れが続きます。


記録的に早い蛍の出現

 美しい光で舞う蛍が水田に出現しました。例年は7月の20日過ぎ頃に蛍の出現を見ますが、今年はとても早い出現で驚きました。次の世代をたくさん残してほしいと願い、そっと見守りました。


梅雨明けの果樹園

梅雨明けして日差しが強い果樹園
梅雨明けして日差しが強い果樹園

 6月27日に関東甲信地域の梅雨明けが発表されました。今年は6月6日に梅雨入りし、周期的に変わる天気でしたが、毎日雨が降り続くといった日の無い梅雨となりました。少し雨量が少なく感じますのでこれからの渇水が気になります。昨日今日と30度を越す暑さとなり、人も果実も暑さに耐えています。この暑さの中ですが、仕上げ摘果がまだ終わっていませんので、昨年導入した空調服を着て作業を頑張りたいと思います。


シナノリップ 他仕上げ摘果進む

 果樹園では収穫まで一月余りとなった恋空を始めシナノリップ・シナノレッド など早生品種から仕上げ摘果が進んでいます。緑の葉が生い茂る果樹園に赤色の果実が見られる景色になってきました。定期的な雨と日差しで果実がぐんぐんと成長しています。


りんご摘果作業続く

仕上げ摘果が進むサンふじ
仕上げ摘果が進むサンふじ

 6月6日に関東甲信地方が梅雨入りが発表され、いよいよ雨のシーズンとなりました。果樹園のりんごはピンポン玉程に成長し、摘果作業が続いています。これから仕上げ摘果を行い全てのりんごを一巡します。今年の生育は、サンふじ以外の品種は大変順調な生育です。サンふじは、良い花がたくさん咲いたものの、開花後に雨や低温が続いたため、受粉が良くありませんでしたが、大きな減収になることはない状況です。玉サイズのばらつきや変形果の発生が多くなりそうです。良い果実が残るよう大切に摘果してまいります。


お田植え出来ました

 本日は、りんご摘果を休んで、南アルプスを眺めながらゆっくりとお田植えしました。今年から新しい田植え機でお田植えです。水田では沢山のおたまじゃくしに混ざってどじょうを見かけ、思わず手にとって観察してしまいました。他にもいろいろなカエルや、アカハライモリが生息している水田です。気分転換の生き物探しが楽しい水田です。


今年のりんご受粉

 まるす小平果樹園のりんご受粉は、マメコバチを利用した訪花昆虫に全て任せています。マメコバチの巣を管理したり、ハチが巣作りに利用する土取り場や、ヒヨドリ等鳥に食べられないように巣の周りの鳥よけネットを設けたり、ハチが元気に働いてくれるよう手助けしています。

また、今年は花数が非常に多かったため、側花と腋芽花を受粉させないために摘花剤散布(商品名:エコルーキー)を使用しました。現在の生育状況では摘花剤散布の効果以上に受粉が行われていないように感じられます。今年の生産量に影響ありませんが、受粉しなかったのは摘花剤以外にも原因がありそうですので、しっかり観察していきたいと思います。

 


シナノリップ からサンふじまで生育一覧

 シナノリップ からサンふじまでりんごの生育状況一覧です。果樹園を歩いて品種ごとの生育を確認しました。これからぐんぐんと成長していきます。


りんごの花びら舞う果樹園

 果樹園ではりんごの花が散り始め、風に吹かれたりんごの樹からは花びらが舞っています。満開の期間は思っていたより短く、27日の雨と強風で散り盛んな果樹園となりました。すでに一輪摘花を終えた恋空とシナノリップ は小さな果実が育ち始めました。他の品種も成長を期待して摘花作業を進めます。


りんごの花満開

 りんごの花が満開を迎えています。周期的に雨と晴れに変わる天気ですが、青い空にりんごの花が映えます。数年ぶりに健全な中心花が咲きました。今年は中心花を使用したりんご作りが出来て嬉しいです。さて、私達りんご農家が言葉にするりんごの花の満開日は、頂芽花が7割から8割咲いたころを示します。これは収穫までの期間を満開からの日数で考えるためのもので、りんごの品種毎に満開から収穫までの日数がほぼ決まっているからです。頂芽花の中心花から遅れて2・3日後に側花が咲き、さらに数日後に腋芽の花が咲きます。月末には全ての花が開花し、桜の満開時の様に、果樹園は真っ白な景色になります。


水田で稲の苗作り

 りんご畑ではりんごの花が咲き始めましたが、水田作業も同時並行で進めていきます。お田植えで使う苗作りが始まりました。まずは、種籾を発芽状態にまで目覚めさせるため、水に浸しておいた種籾を丸一日28度のお湯に入れてあげて催芽させます。発芽した籾は苗箱に入れて水田で苗に育てます。雨除けと保温を兼ねたシートで守ってあげて苗に生育するのを待ちます。一年に一度のこの作業、今年はシートを固定したところでなんとシートの長さが不足してしまい、再度シートをかけ直すという失敗で体力を大きく消耗してしまいました。段取り確認がとっても大切です。


シナノリップ 開花と恋空の摘花

 シナノリップ が開花しました。日中の気温が思っていた程上がらないのでゆっくり開花しています。

すでに開花している恋空は中心の花を残し他の花を摘み取る摘花作業を始めました。プチプチと軽く摘み取ることができます。昨年一昨年は凍霜害で花が枯れていましたが、本年は元気に咲いてきました。摘花作業はとっても地味な作業ですがりんごの花見をゆっくり楽しみながら進めていきます。


りんご恋空の開花

開花したりんご恋空
開花したりんご恋空

 りんご恋空が本日開花しました。昨年よりは7日遅れですが、平年よりは3日ほど早い開花なのではないかと思います。他の品種も蕾を膨らませて開花を待っていますのでこの先数日のうちに次々と開花しそうです。恋空に晩霜の影響は少し見られますが中心花の利用はできそうです。


シナノリップ 他りんごの展葉

 4月10日以降の急激な暖かさでりんごの生育が急速に進み、シナノリップ 他りんごが展葉しました。最も生育が早いのは恋空で、蕾が離れ始めています。生育が遅いのはシナノスイート・シナノゴールドですが、大きな差ではありません。この様子ですと、早い品種では20日過ぎから開花が見られそうです。

 


水田の水入れと炭完成

 水田に水を入れ、今年のお米作り作業がスタートしました。最高気温が25度にもなり、暑さを感じる陽気、水の流れに涼しさを感じられるほどです。一方で、先日剪定枝で作った炭は程よく蒸らされ、温度も下がりましたので麻袋に詰めて完成です。


りんごの蕾が見え始めました

 果樹園周辺は春の景色が広がり、このところの暖かさで満開の桜が見られます。りんごの芽が成長して蕾が見られる様になりました。りんごの花も4月20日過ぎには咲きそうな生育状況です。


りんご枝で炭焼き

 今日は早朝5時半からりんごの剪定枝の炭作りを行いました。大きな穴の中で枝を燃やしていくだけの簡単な作業ですが、今年の剪定で集めたりんごの枝から大切な燃料を作って来年の冬に備えます。

 


りんご発芽

 令和4年産りんごの発芽が始まりました。

シナノリップ 、恋空、王林はいち早く発芽しぐんぐんと芽を伸ばし始めました。他の品種も発芽しており今年のりんごの芽が出ました。

4月2日早朝に氷点下3度の低温遭遇が有り、王林とシナノリップ一部に凍霜害が出ています。他の品種では被害が見られないので大きな被害とはなっていないと感じています。


新田虎舞で飯田お練り祭りに参加

新田虎舞の虎頭
新田虎舞の虎頭

 今日は七年に一度行われる飯田お練り祭りに新田虎舞で参加してきました。3月25日から27日の3日間は飯田市街地に地域の伝統芸能が練り歩く特別な3日間。

まるす小平果樹園があるこの地域には新田諏訪神社があり、春の例祭に奉納する新田虎舞があります。現在は新田虎舞保存会がその伝統を継承し子ども達を含めて活動しています。

私達も保存会員に入り、虎舞を楽しんでいます。今日は歩行者天国となった飯田市街地を、精一杯の舞とお囃子で、コロナ収束や無病息災、五穀豊穣、商売繁盛などを願ってきました。


りんご各品種の生育状況

 これから一気に生育が進みそうなりんご達です。

枝振りや花芽の形に個性があり、品種毎の差を見る事が出来ます。

剪定作業は後半に入りましたが発芽する前に終了を目指します。


りんご発芽直前と苗木植えつけ

 りんごの芽が膨らみ発芽直前となりました。3月に入り気温が上昇し、先日まで真っ白だった果樹園の雪は融けました。恋空・王林・シナノレッド の芽は生育が始まり、芽の先端が飛び出しています。

急ぐ様にりんごの苗木植えつけを行いました。なんとか発芽前に植え付け終了です。


りんごの樹影絵

 19日に降った雨で雪解けが進みましたが、まだたっぷり雪が残る果樹園で剪定作業を行っています。足元に目を向けると綺麗な影絵が現れていました。


まるす小平果樹園 TEL:0265-35-3775