まるす小平果樹園 TEL:0265-35-3775
1月の前半は寒い日が多く、昨年からの疲れが出たのか久しぶりにインフルエンザに感染し、1週間ほど家族で休暇をとりました。雪降りの日が多かったものの、積雪が少ない果樹園で剪定作業が始まりました。高密植栽培のシナノリップ剪定は、これまで栽培してきたりんごとは、特性が大きく違って、枝が古くなると芽が弱るのに加えて新しい枝が出にくいことから、毎年新発見の連続となっています。
2024年多くの皆様にまるす小平果樹園をご愛顧いただきましてありがとうございました。サンふじの商品発送もひと段落し、果樹園には雪が積もり、最低気温はマイナス7度程とキリリとした寒さが広がり、りんごの木は休眠の季節となりました。今年は昨年から続く暖かさで始まり、そして夏の猛暑、秋の訪れは遅く、12月に入りようやく秋らしくなるなど、暖かい季節が長い一年でした。昨年今年二年間で得られたデータから、これから進めていくりんご栽培の方向は、この気候の中で美味しいと思うりんご栽培を目指すことだと強く感じています。多くの方に鮮度最高の美味しいりんごをお届けできるよう取り組んでまいります。一年間ご愛顧いただきましてありがとうございました。
サンふじの商品発送が最盛期となっています。全国の皆様に今年の味が詰まったサンふじが箱詰めされて出発していきます。ご注文くださいました皆様どうぞお待ちください。
記録的暖かさだった10月が終わりました。この暖かさは11月も続く予報が出されています。11月5日頃一時的に寒くなるそうですので、りんごの成熟が進んで欲しいと期待しています。
さて、果樹園ではサンふじの玉回し作業を行っています。出来るだけ葉を残した状態で良い成熟になって欲しいと願いながら作業しています。今年の暖かさから考えられる成熟果実は、赤く着色しない、果肉が柔らかい、酸味が少ない、糖度が高い、蜜入りしない、などが最も考えられる事です。この状況の中で、適熟収穫をどこに置くのか?試食を繰り返しながら探っていきたいと思います。令和6年産サンふじは過去にない気候から生み出される果実になります。
8月と9月の猛暑による影響がリンゴに出ています。8月収穫のシナノリップ等りんごに日焼けが発生していましたが、秋映やシナノスイートにも大きく発生しています。さらにその日焼けした箇所は、輪紋病(りんもんびょう)・炭疽病(たんそびょう)が感染し、そのまま放置すると、近くの果実に感染が広がっていく、大変恐ろしい状況へと進んでいます。いち早く発見・除去することが感染対策になりますので、果樹園を点検して感染した果実は畑の廃棄穴へ移動してあげる必要があります。
猛暑ストレスの影響は考えられるのか?防除が有効でなかったのか?葉が黄変落葉する褐斑病(かっぱんびょう)が発生しています。全園に広がる状況となっていますが、サンふじに影響が大きく、できるだけ葉が残って欲しいと願っています。草刈りを定期的に行うなど、風通し良い果樹園にして病気を防いでいきます。
今夏は、厳しい暑さが7月の下旬から続き、恋空・シナノレッド・シナノリップ栽培は昨年を超える大変さとなりました。気温の高さに加えて太陽光で熱された果実表面は、白や茶色に焼ける日焼けが発生しました。さらに、高温にさらされた果実は、果実内部変質の発生が増え、収穫から収穫後の貯蔵中に果実内部が茶色に変色する果実が発生します。特に完熟果実で発生が多くなることが確認できましたので、さらなる高温対策を考えていかなくてはなりません。そして現在収穫中のサンつがるは、果実が小さく、大玉果実が少ない状況で、本年は中玉果実のみ販売となります。これから始まる秋果実収穫を前に、今夏の経験を整理して、これからの生産に活かしていきたいと思います。
シナノレッドはシナノリップと同時作業で葉詰み・玉回し等収穫前管理を進めています。シナノレッドの栽培は25年以上になり、夏りんご栽培の基礎は、この品種から学んできました。葉詰みの程度や収穫のタイミングなど、高温の中でりんごが変化する様子を観察できたことは現在のシナのリップ栽培や恋空の栽培に生かす事ができています。今年もシナノレッドを無事収穫できるよう管理してまいります。
シナノリップは葉摘・玉回し等収穫前の管理を進めています。シナノリップは高温の時期に収穫前管理を行う為、リンゴの日焼けを最小にする工夫が必要です。まるす小平果樹園では、葉摘作業(全体の色付きを良くする)は、葉を出来るだけ残し、詰む葉を少なくしています。特に西日が当たる場所は日焼けに注意が必要です。また、地面の草が緑色を維持出来る様、草刈りは高刈りにしています。栽培方法を樹高が高く木が密植した状態の垣根状に栽培することで、木陰ができますので、果樹園内温度が低くなります。などなど工夫はしていますが、それでも日焼けを完全に防ぐことは難しい状況です。今年のシナノリップの日焼けが少ないことを願い、収穫前管理を進めています。
7月18日に気象庁から関東甲信の梅雨明けが発表されました。病気発生が心配な梅雨をなんとか乗り切ることができました。
本日は青空の下でのんびりお田植えを行いました。里は深い緑に、雲には夏の気配を感じます。晴天なのに雨が降ったりと目まぐるしく変わる天気でしたが無事お田植えを終えることができました。今年のお米はどんな味になるのか楽しみです。
このまま春になるのでは、と思う程に暖かかった2月の中旬から一転して寒さが戻っている果樹園です。今年の冬は写真の様な積雪になる日が多く、日差しが出てくると一気に融け地面が見えてきます。りんごの芽は少し膨らみ、春が近いことを感じる頃になりました。果樹園では剪定作業を進めています。
今シーズン初のまとまった降雪で果樹園は10センチほどの積雪となりました。青空に映える雪も、気温の高さから融けるのが早く感じます。
2024年まるす小平果樹園では美しい初日の出から始まりました。
快晴の南アルプスから太陽の日差しが温かく注がれりんごの芽が照らされます。
今年も皆様に美味しいりんごをお届けできる様に願う朝でした。
夕方に発生した能登半島地震で、大変な被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。
私たちにできることを考えながら、そして行動し、一年を過ごしていきたいと思います。
現在、私達は、長野県内で行われる様々な剪定技術講習会に参加して基本技術の再確認を日々行っています。講習で教わったことを忘れないうちに果樹園で実践確認する毎日です。基本に立ち返りながら新技術を習得していきたいと思います。
本年もまるす小平果樹園をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
本年もまるす小平果樹園をご愛顧いただきありがとうございました。
今年のりんごの味はいかがでしたでしょうか。2023年を振り返ると、まずは過去一番早い開花、次に夏の暑さ、最後に秋の晴天が特徴だったと思います。一年を通じて太陽の日差しが豊富で暑かった印象が強い一年でした。あまりの暑さに、りんごは大丈夫なのか、心配になる時期もありましたが、東向き斜面にある果樹園は、程よい水捌けと、山際の豊富な地下水によって、厳しい気候となった本年もりんご栽培を行うことが出来ました。こうした気候の中で、皆様にりんごをお届けできたことは貴重な経験となりました。
そして、6月に当園の先代が他界いたしました。生前に賜りました皆様からのご厚情に御礼申し上げます。
農業技術を学び、実践する姿勢と、経験の蓄積から得られる柔軟性を、大切に引き継ぎ、お客様に喜んでいただけるりんご栽培を続けてまいります。
一年を振り返り、ご愛顧いただいた皆様、そして応援いただきました皆様に御礼を申し上げます。
収穫が終わった果樹園は、落葉も終えて休眠の景色になりました。美しい南アルプスの雪景色が見られます。少しずつ冬の景色へと変わる果樹園です。サンふじの発送もひと段落する状況になりました。ご注文くださいました皆様ありがとうございました。今年も残りが少なくなりましたが来年に向けて今年を振り返る大切な時間にしたいと思います。
今年のお米作りも後半に入り、りんご収穫と作業時期を調整しながら、天気の良い日を選び18日19日の二日間で稲刈り作業を行いました。今年は実家父も応援に入り、順調に作業が進みました。
水が抜けてしっかり干された水田には、イナゴやカエルなどいろんな虫や小動物が見られますが、今年はカナヘビ?に間違えそうな(発見者は初め間違えてました)小さなヤマカガシが現れてビックリ。水田周りの土手を荒らすモグラやネズミを捕らえてくれる仲間も必要ですので、そっと水田脇の土手まで案内してあげました。
さて全ての稲刈りが終わりましたが、この時期としては暑い気温となりました。ハザにかけての天日干しはこの晴天で乾燥が進みます。この先も順調に乾燥してくれることを願います。
小さくて丸かじりに最適な可愛らしいりんごシナノプッチが収穫を迎えました。今年は昨年に比べ、全体に小玉になっています。このりんごの大きさを願ったものにするのが毎年の悩み種になっていますが、今年は摘果の時期が遅れたことで小さくなったのかなと思っています。来年は今年より早く摘果したいと思います。過去には大きくなり過ぎ、困った年もあり同じ大きさに整えたいところです。
可愛らしいシナノプッチをおやつに持ってお出かけしたくなる季節になってきました。
ご注文くださいました皆様には順番に商品を発送いたします。どうぞおまちください。
尚、本年のシナノプッチは収穫予定量に達しましたのでご注文完売とさせていただきました。ありがとうございました。
シナノドルチェが少しずつ色付きをはじめました。シナノゴールドと兄弟品種のシナノドルチェは酸味とジューシーさが特徴の赤色品種です。赤色とは言いますが、着色しにくい特性で、涼しさと日差しがないと着色しません。朝晩の気温が15度くらいになり、秋の晴天となれば一気に着色をしてきます。この品種の色付きは、秋がやってきたことを感じさせてくれます。
7月22日関東甲信が梅雨明け発表されました。いよいよ暑い夏の本番です。
夏のりんご3種類シナノリップ ・恋空・シナノレッドが収穫時期に近づき、強い日差しを受けながらも赤く色ついてきました。ジューシーな夏りんごは個性が強く、酸味と果汁が特徴のシナノレッド 、そこに甘さと果肉の硬さを加えたシナノリップ 。酸味が少なく甘さが特徴の恋空。
3品種の特徴が際立ちます。
生育期間を振り返れば、早かった開花、天気は周期的に変わり、干魃の無い春から梅雨期間は雨と晴れが交互に訪れ、期間中の気温は高く推移しました。収穫前の気候は暑く推移しそうな予報です。
今年の初収穫りんごはどのような味になるのか期待して大切に収穫前管理を続けます。
3品種のご予約を受け付けを開始いたしました。どうぞご利用ください。
今年も夏の新品種りんご「恋空」と「シナノリップ」が収穫間近となってまいりました。
今年は良質な花が咲き、受粉も順調、着果が多く小玉気味ですが、それぞれ品種の個性に合わせたお世話をしています。
二十数年前、現園主が就農した時には「シナノレッド」が極早生品種としての期待を一手に背負い、栽培技術を必死で勉強していたことを思い出します。最適な摘果の量や枝の作り方、木の勢いには品種の差があり、継続して観察する中から、最適な状況を見つけ出す作業。一年に一度しか見ることが出来ない生育から収穫までの変化。試験場など基準にしながら試行錯誤してきました。
現在はシナノレッドを親に新品種シナノリップ が生まれ、まさに栽培技術を勉強している最中です。
新品種は、十年単位の選抜や研究の結果ようやく品種登録され、苗木が私たち農家に届きます。
初めて育てる品種は、どんな枝ができるのか、どのように果実が実るのか、栽培して初めて目にする事ばかり。
毎年違う気候、生育が進み大きくなっていくりんごの木、条件が毎年変わるなかで試行錯誤を繰り返します。
大切に育てられた一つの新品種を大切に、今年も皆様にお届けできるよう手入れしてまいります。
手作業で摘花作業を終えたシナノリップ は順調な生育で親指ほどの大きさとなっています。今年は受粉時期の天候に恵まれたので着果が多く見込まれる場所には摘花剤(エコルーキー )を使用して、受粉が行われないように調整を試みました。
全ての場所で上の写真ほどに摘花剤効果が見られているわけではありませんが、一部摘花されることで樹体への負荷は大きく下がります。そして人力による摘果作業の手数も減らせられ、作業の進捗が進みます。
4月20日に全てのりんご品種の中心花が満開となり、過去最速を記録しました。
日中の最高気温は26度と夏日になった果樹園は、朝と夕方で景色が変わるほどにりんごの花が次々と咲きはじめ、果樹園をひと回りして確認すると、全ての品種で中心花が満開となりました。
まるす小平果樹園では、一昨年の2021年と同日となる4月12日にりんご恋空と王林が開花を迎えました。その他の品種も開花を待っています。開花直前の4月9日の最低気温がマイナス0.5度、10日がマイナス1.0度になり、凍霜害の心配があります。王林・恋空共に中心果が咲き始めた状況で、花を割り、内部の状況を確認しましたが、変色しているものは見られませんので、順調に開花受粉されて果実になってほしいところです。今月末までは低温の心配がありますので摘花作業は進めずに、様子を見ていこうと思います。早過ぎる春で作業進捗が間に合っていないのが実情です。剪定枝を集めての炭焼き1回目が出来ましたので引き続き剪定枝を集めて2回目の炭焼き、そして水田の苗作り等々、春の作業を終えて、月末から摘花作業に入りたいと思っています。
1月は穏やかな天気が続いています。果樹園には積雪が見られず、剪定作業が捗ります。昨年の反省をしながら、一本一本に向き合いながらの剪定を行なっていきます。
新年明けましておめでとうございます。
昨年は多くの皆様にご愛顧いただきましてありがとうございました。
本年も美味しい果実をお届けできます様努めてまいります。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
果樹園の雪は消えて穏やかな元日となりました。
2023年が穏やかな一年となりますことをお祈りいたします。
2022年は大変多くのお客様にまるす小平果樹園をご利用いただきありがとうございました。
また、応援のメッセージや感想も沢山お届けいただき感謝申し上げます。
りんごのご縁で新しいお客様がご連絡くださる機会が増えた事も今年とても嬉しかった出来事です。
2022年産りんごの味はいかがでしたでしょうか。
その年の気象が現れる果実の味です。私たちの作業の至らなさが現れるところも有ります。
出来るだけ自然体で栽培が続けられる様に栽培方法や栽培品種の選択を日々考え、りんごの木に実ったりんごの味をそのままお客様に届けています。美味しいりんごを実らせてくれたりんごの木と、ご賞味くださいました皆様に感謝を申し上げます。
黄葉した果樹園ではサンふじの収穫が始まりました。2019年の大不作から少しづつ収穫量を増やすべく試行錯誤中の3年目となります。今年は早い開花に始まりましたが、遅霜害、開花中の降雨による受粉不良が重なり、順調に生育した果実が少ない年となりました。しかしその後の収穫に影響が出るほどの台風被害や病虫害の発生は無く順調に生育しました。果実の見た目は若干ザラザラとした霜の被害が残っていますが、無事収穫をむかえられる果実を丁寧に収穫し、皆様にお届けしてまいります。
サンふじは多くの皆様にご注文いただき、予定の量に達したためホームページの注文を停止しています。収穫選果が進み在庫見込みができましたら再開いたします。お問い合わせがございましたら問い合わせまたは注文ページのメールからお知らせください。
まるす小平果樹園 TEL:0265-35-3775