完熟りんごブログ

まるす小平果樹園 TEL:0265-35-3775


雪降りと剪定作業

 全国的に寒い日が続いていますが、まるす小平果樹園では雪降り時折日が差す天気が続いています。10センチほどの積雪が維持された果樹園で、剪定作業を進めています。ここ数年は雪の上で剪定作業することが少なく、久しぶりに冬らしい雪の上での剪定です。剪定が終わった木はできるだけ早く傷口に保護剤を塗りフラン病の感染を防いでいます。寒い冬の間に剪定作業が終われるよう作業を進めていきたいと思います。


剪定作業開始

剪定作業を開始した高密植栽培シナノリップ
剪定作業を開始した高密植栽培シナノリップ

 1月の前半は寒い日が多く、昨年からの疲れが出たのか久しぶりにインフルエンザに感染し、1週間ほど家族で休暇をとりました。雪降りの日が多かったものの、積雪が少ない果樹園で剪定作業が始まりました。高密植栽培のシナノリップ剪定は、これまで栽培してきたりんごとは、特性が大きく違って、枝が古くなると芽が弱るのに加えて新しい枝が出にくいことから、毎年新発見の連続となっています。


2025年元旦

南アルプスから美しい太陽が昇る
南アルプスから美しい太陽が昇る

 2025年は南アルプスから昇る美しい太陽から始まりました。冷たかった空気が太陽の光で途端に暖かくなるのを感じました。本年も太陽の恵みをたっぷり受けたりんごを栽培し、皆様にお届けいたします。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


2024年を振り返る

休眠期に入ったりんごの木
休眠期に入ったりんごの木

2024年多くの皆様にまるす小平果樹園をご愛顧いただきましてありがとうございました。サンふじの商品発送もひと段落し、果樹園には雪が積もり、最低気温はマイナス7度程とキリリとした寒さが広がり、りんごの木は休眠の季節となりました。今年は昨年から続く暖かさで始まり、そして夏の猛暑、秋の訪れは遅く、12月に入りようやく秋らしくなるなど、暖かい季節が長い一年でした。昨年今年二年間で得られたデータから、これから進めていくりんご栽培の方向は、この気候の中で美味しいと思うりんご栽培を目指すことだと強く感じています。多くの方に鮮度最高の美味しいりんごをお届けできるよう取り組んでまいります。一年間ご愛顧いただきましてありがとうございました。


落葉の処理について

 サンふじの荷作り発送の作業がひと段落し、果樹園を見渡すと、落葉が進んでいました。今年は黄葉せずに枯葉が落ちる景色となりました。そこで、来年の褐斑病源となる落ち葉を集めて粉砕処理することとしました。本来であれば、集めて焼却処理するのが良いと思いますが、火の管理に不安があるので、この方法をとっています。例年は草刈機を走らせて粉砕処理を行いますが、今年は初めてブロアーを使用して木の元にある落葉を通路に出して処理することにしました。木の元に落葉が多くある事がわかりました。


サンふじの発送最盛期

発送を待つサンふじ
発送を待つサンふじ

 サンふじの商品発送が最盛期となっています。全国の皆様に今年の味が詰まったサンふじが箱詰めされて出発していきます。ご注文くださいました皆様どうぞお待ちください。


サンふじ選果と遅い紅葉

 サンふじは収穫を終了し、選果作業を進めています。今年は収穫量は少ないながら、台風によるキズ果やツル割れがほとんど見られず、商品化率が上がり、特に台風被害が無かったことに救われています。収穫を終えた果樹園では緑色の葉がまだまだ見られ、いつ紅葉するのか?また、里の紅葉は今が最盛期です。遅い遅い秋の訪れです。


晴天のサンふじ収穫

 晴天が続きサンふじの収穫作業が捗っています。今年は新たにアルバイトの皆様に加わっていただきながら私たちと共に収穫を行なっています。今年は3割から4割収穫量が少なく、これまで以上に一玉一玉丁寧な収穫を行なっています。果実の品質は、全体に小玉傾向で、ツル割れとスレ傷が過去一番少ない年になりそうです。また、早期落葉等の影響による加工向け果実が多いと感じています。貴重なサンふじ果実を大切に収穫してまいります。


サンふじ収穫開始

 サンふじの収穫を開始しました。

 本年のサンふじは4月22日に開花し、記録的高温の中で生育してまいりました。厳しい夏の猛暑から遅い秋の訪れ、9月と10月は過去最高の平均気温となり、11月も例年に無く温暖な陽気となる中で収穫を迎えました。高温降雨による落葉病害の発生や、日焼けなどにより、例年とは異なるサンふじに仕上がっています。酸味(すっぱさ)や硬さが低くなる一方で、糖度(甘さ)は上がる傾向となりました。一玉一玉の個体差が大きく、蜜入りはしませんが、温暖な気候による味の変化や食味変化が現れています。

無事収穫を迎えられたサンふじ果実です。大切に収穫・選果し、皆様のもとへお届けいたします。


待望の初霜とサンふじ熟成

サンふじ果実に降りた霜
サンふじ果実に降りた霜

 心配するほどの暖かさが続いていますが、ようやく待望の初霜となり、最低気温は1度を指しました。昨年は10月22日に初霜を観測してますので半月ほど遅い初霜です。サンふじ熟成が進むことを願います。


王林の収穫

 甘いりんご王林を収穫しました。黄色になる時期が収穫期の王林ですが、今年はなかなか緑色が抜けきらず、黄緑色の果実のまま熟期を迎え自然落下する果実が増えてきましたので、試食で熟期を確認して収穫となりました。褐斑病などで落葉してしまった影響があるかもしれません。

王林収穫中に開花したりんごの花を見つけました。りんごの木に強いストレスがかかると花が咲いてしまうことがある様ですが今年はとても厳しい環境になっていた様です。

小さな花が咲いた王林
小さな花が咲いた王林

暖かさとサンふじの玉回し

玉回し後のサンふじ
玉回し後のサンふじ

 記録的暖かさだった10月が終わりました。この暖かさは11月も続く予報が出されています。11月5日頃一時的に寒くなるそうですので、りんごの成熟が進んで欲しいと期待しています。

さて、果樹園ではサンふじの玉回し作業を行っています。出来るだけ葉を残した状態で良い成熟になって欲しいと願いながら作業しています。今年の暖かさから考えられる成熟果実は、赤く着色しない、果肉が柔らかい、酸味が少ない、糖度が高い、蜜入りしない、などが最も考えられる事です。この状況の中で、適熟収穫をどこに置くのか?試食を繰り返しながら探っていきたいと思います。令和6年産サンふじは過去にない気候から生み出される果実になります。


シナノゴールドの収穫

 本日はシナノゴールドを収穫しました。酸味が少なく食べ頃の果実に成熟し、昨年に比べて5日程早い収穫になりました。ジューシーで爽やかな味に仕上がっています。10年ほど前を振り返ると、シナノゴールドは酸味が強く、半月ほど貯蔵して酸味がマイルドになった頃が食べ頃でした。ここ数年は、収穫直後から酸味が少なく、ちょうど良い甘酸比に仕上がります。気候の変化が良い味の変化になっている品種です。

ご注文くださいましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノホッペの収穫

 甘い香りが広がる果樹園では横広でぷっくりした形のシナノホッペを収穫しました。シナノシナノホッペは完熟期を迎えると固い果肉がスッと柔らかく変わり、甘い香りが感じられるようになります。完熟シナノホッペはお客様からのお問い合わせが多く、増産に努めておりますが本年は収穫量が増えませんでした。来年の収穫増に期待しています。少量をショッピングカートに掲載いたしますのでご利用ください。


サンふじ生育状況

 今年のサンふじ生育状況のお問い合わせが多くなってまいりました。今年のサンふじは大変厳しい環境を過ごしています。すでに落葉が進み、リンゴがコロンとむき出し状態の場所が散見されています。葉摘を行なっていないのにこの状態になっているのは、褐斑病という落葉を起こすリンゴの病気発生が多いからです。また、猛暑による日焼けが多く見られます。台風による傷付きが少ない今年のリンゴですので大切に収穫まで管理していきたいと思います。ご予約ページの掲載は間も無く行いたいと思います。


シナノゴールド・王林収穫が近づく

 シナノゴールドと王林の収穫時期が近づいてきました。リンゴの品種にはそれぞれに特徴がありますが、従来の青リンゴイメージが残る王林が甘いリンゴであり、瑞々しい黄金色になるシナノゴールドが酸味有るリンゴです。個性が違う2品種の収穫時期が近いのはとても興味深いと思います。ご予約をお受けしています。お好きなリンゴをぜひお召し上がりください。


シナノスイート収穫最盛期

 シナノスイートは太陽の日差しを受けて色付きが進み、収穫最盛期となりました。ご注文くださいましたお客様には順番に商品を発送しています。まもなくお届けいたしますのでどうぞお待ちください。


シナノスイート収穫開始

 今年は色付きがゆっくり進むシナノスイート ですが、少しずつ色付いてきました。他の果実に比べて特に色付きが早い果実を中心に収穫を開始しました。気温は下がってきましたが、曇天の日が続くので、一気に色付く様子が見られません。果実によるバラ付きがありますのでゆっくり収穫していきたいと思います。

 


ハザかけ米の脱穀

 秋晴れの水田では、ハザかけで天日乾燥した稲の脱穀作業を行いました。少しだけ秋の気配を感じるのは、里山の景色とアルプスの眺めから。気温は高いですが、吹く風の涼しさが以前とは違って清々しい。新米を食べられるまでには、籾摺り、精米と作業は続きます。


猛暑の影響とリンゴの病害発生

 8月と9月の猛暑による影響がリンゴに出ています。8月収穫のシナノリップ等りんごに日焼けが発生していましたが、秋映やシナノスイートにも大きく発生しています。さらにその日焼けした箇所は、輪紋病(りんもんびょう)・炭疽病(たんそびょう)が感染し、そのまま放置すると、近くの果実に感染が広がっていく、大変恐ろしい状況へと進んでいます。いち早く発見・除去することが感染対策になりますので、果樹園を点検して感染した果実は畑の廃棄穴へ移動してあげる必要があります。 

 猛暑ストレスの影響は考えられるのか?防除が有効でなかったのか?葉が黄変落葉する褐斑病(かっぱんびょう)が発生しています。全園に広がる状況となっていますが、サンふじに影響が大きく、できるだけ葉が残って欲しいと願っています。草刈りを定期的に行うなど、風通し良い果樹園にして病気を防いでいきます。


秋映の収穫開始

収穫時期となった秋映
収穫時期となった秋映

 ここ数日の最低気温は20度を下り、17度程と一気に秋の陽気となりました。真紅の秋映が果樹園に広がり、収穫を待っています。本日から秋映収穫を開始しました。

今年は、猛暑による日焼けが多く、玉伸びが抑えられていますが、甘さと酸味がバランスした果実となりました。ご注文くださいましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノドルチェ・シナノプッチ収穫開始

 シナノドルチェとシナノプッチの収穫が始まりました。

 シナノドルチェは、高温が続く影響で色付きが進みませんが、果肉の成熟は進んできたため、収穫を開始しました。酸味が残りジューシーなシナノドルチェに仕上がりました。

 シナノプッチは少し小ぶりの大きさで収穫を迎えました。猛暑を乗り越えた可愛らしい果実。皮ごと手軽にお召し上がりください。

ご注文くださいましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


稲刈りって真夏の作業?

真夏並みの暑さの中で稲刈り
真夏並みの暑さの中で稲刈り

 昨日・本日の晴天を利用して、稲刈りを行いました。しかし、気温30度以上の暑さの中での稲刈りはなかなかきついです。この先の天候は雨続きの模様ですので、この機会を逃すと稲刈りはずっと先に伸びてしまいそう。暑さを堪えてハザかけまで無事終了しました。

この暑さでリンゴの色付きは進まず、シナノドルチェの収穫が遅れていますが、病気の発生が見られてきましたので、明日から収穫を開始したいと思います。


シナノドルチェ・シナノプッチ・秋映の生育

 9月はシナノドルチェ・シナノプッチ・秋映が収穫の時期となります。台風10号は被害無く、無事に生育が進んできました。シナノドルチェは縦長な果実に薄く赤色が出てきています。シナノプッチはすでにピンク色の果実が多くなっています。秋映もうっすら赤色になりました。3品種ともに順調な生育をしています。大切に管理してお客様にお届けいたします。


今夏の暑さとサンつがるの状況

収穫中のサンつがる
収穫中のサンつがる

 今夏は、厳しい暑さが7月の下旬から続き、恋空・シナノレッド・シナノリップ栽培は昨年を超える大変さとなりました。気温の高さに加えて太陽光で熱された果実表面は、白や茶色に焼ける日焼けが発生しました。さらに、高温にさらされた果実は、果実内部変質の発生が増え、収穫から収穫後の貯蔵中に果実内部が茶色に変色する果実が発生します。特に完熟果実で発生が多くなることが確認できましたので、さらなる高温対策を考えていかなくてはなりません。そして現在収穫中のサンつがるは、果実が小さく、大玉果実が少ない状況で、本年は中玉果実のみ販売となります。これから始まる秋果実収穫を前に、今夏の経験を整理して、これからの生産に活かしていきたいと思います。


台風10号接近に備える

 大変強い台風10号の接近に備え、果樹園では支柱の見直し・固定や、現在収穫できる果実の収穫を行っています。シナノリップ・シナノレッドは全ての収穫が終わり、次の収穫品種はサンつがるになります。台風接近に備えて熟期を迎えた果実を収穫しています。残された果実は台風通過後の収穫となります。

無事を祈りたいと思います。


シナノリップ収穫

 シナノリップの収穫が始まりました。1玉1玉熟度が違いますので、熟した果実から順番に、4回程に分けて収穫を予定しています。高温が続く毎日ですが瑞々しいシナノリップを収穫して皆様にお届けします。

ご予約くださいましたお客様には順番に商品をお届けいたしますのでお待ちください。


シナノレッド収穫

 シナノレッドの収穫を開始しました。高温が続く中でも瑞々しく鮮やかな赤色に着色し、酸味豊かでジューシーな果実に仕上がりました。ご注文くださいましたお客様には順番に商品発送してまいりますのでお待ちください。


シナノレッド収穫前管理

 シナノレッドはシナノリップと同時作業で葉詰み・玉回し等収穫前管理を進めています。シナノレッドの栽培は25年以上になり、夏りんご栽培の基礎は、この品種から学んできました。葉詰みの程度や収穫のタイミングなど、高温の中でりんごが変化する様子を観察できたことは現在のシナのリップ栽培や恋空の栽培に生かす事ができています。今年もシナノレッドを無事収穫できるよう管理してまいります。


シナノリップ収穫前管理

 シナノリップは葉摘・玉回し等収穫前の管理を進めています。シナノリップは高温の時期に収穫前管理を行う為、リンゴの日焼けを最小にする工夫が必要です。まるす小平果樹園では、葉摘作業(全体の色付きを良くする)は、葉を出来るだけ残し、詰む葉を少なくしています。特に西日が当たる場所は日焼けに注意が必要です。また、地面の草が緑色を維持出来る様、草刈りは高刈りにしています。栽培方法を樹高が高く木が密植した状態の垣根状に栽培することで、木陰ができますので、果樹園内温度が低くなります。などなど工夫はしていますが、それでも日焼けを完全に防ぐことは難しい状況です。今年のシナノリップの日焼けが少ないことを願い、収穫前管理を進めています。


恋空収穫

 今年初めての収穫品種「恋空」の収穫が始まりました。今年は昨年以上の猛暑で、ここ数日は最高気温34度が続いていますが、夜間の最低気温は20度付近で安定しています。

太陽が昇る前の清々しい果樹園で、熟期を迎えた恋空を一玉一玉確認して収穫しています。

ご予約くださいましたお客様には順番に商品発送してまいりますのでどうぞお待ちください。


恋空の色付き

 恋空の色付きが始まりました。恋空は色が付き始めると1週間ほどで急激に熟度が増し、真っ赤に色付き収穫を迎えます。高温と強い日差しが予報されてますので、日焼けを防ぐため、葉摘は少量行い収穫を待ちます。今年初めのりんご品種恋空御予約受付を開始いたしましたのでご利用ください。


梅雨明けの果樹園

7月18日に気象庁から関東甲信の梅雨明けが発表されました。病気発生が心配な梅雨をなんとか乗り切ることができました。


恋空とシナノレッドも収穫まで近い

 7月末から収穫を迎える恋空は赤く色付きが始まりました。今年の恋空は、果実の大きさにばらつきが見られますが、順調に生育しています。少し縦長な形の果実は徐々に丸く大きくなってきました。酸味少なく甘い恋空は今年も収穫が近づいてまいりました。生育状況をこまめに掲載してまいります。

  シナノレッドは8月上中旬からを収穫を予定しています。肥大は順調に進んできました。極早生品種の中では栽培しやすく、果実の大きさ・形が揃うのが特徴です。今年も揃って大きな果実に成長しています。酸味豊かなシナノレッド大切に管理を進めてまいります。


シナノリップは収穫まで一月

 シナノリップは収穫まであと一月となりました。仕上げ摘果は終わり、果実の大きさは野球ボールほどの大きさです。少し赤く色付きした果実と、緑色の果実が混在していますが、日に日に色がついてくると思います。収穫頃にはひと回り果実が大きくなっていると思います。大切に管理してまいります。


サンふじ仕上摘果

 果樹園ではサンふじ仕上摘果を進めています。ピンポン球ほどの大きさになった果実が地面に広がり、歩くのには注意が必要。今年は大きな凍霜害はありませんでしたが、果実の大きさにばらつきが多く、霜によるサビも見られるので、注意して果実を選択しています。


梅雨入りと早生りんご

 長野県は6月21日に気象庁からの梅雨入りが発表されました。雨の季節はりんごの生育が一気に進む時期となります。早生品種の恋空・シナノリップ・シナノレッド・サンつがるは、急いで仕上げ摘果を進めているところです。現在はテニスボールより少し小さい大きさに育っています。サンつがるにサビの症状が見られますが他は順調な生育で、1ヶ月後に近づいた恋空の収穫が楽しみです。


お田植え

青空の下でお田植え
青空の下でお田植え

 本日は青空の下でのんびりお田植えを行いました。里は深い緑に、雲には夏の気配を感じます。晴天なのに雨が降ったりと目まぐるしく変わる天気でしたが無事お田植えを終えることができました。今年のお米はどんな味になるのか楽しみです。


サンふじ摘果作業とお田植え準備

 果樹園では朝晩が涼しく日中暑い日が続いています。りんごの生育は順調で、1回目の摘果はサンふじを残すのみとなりました。一つ一つの果実の大きさや形がわかりやすい状況になっているので、仕上げ摘果に近い摘果作業を行なっています。併せて、水田では田植えに向けた代かき・苗の準備が進んできました。苗の生育は例年より少し遅れているので6月初め田植え予定です。初夏の作業が始まる果樹園です。


りんご受粉は順調です

 果樹園のりんごはマメコバチなど訪花昆虫の受粉で果実が育ち、早い品種では小指大に生育が進んでいます。

開花が早い品種では4月21日から24日、遅い品種では4月25日から28日が中心花受粉の時期となりました。21日から24日は天気が不安定で、雨の降る日が多く、受粉に影響があるのでは無いかと心配しましたが、サンふじの一部に中心花受粉が悪い場所が見られる程度で、生産に大きな影響は無い状況です。

訪花昆虫のマメコバチは気候が良ければ一日中働き続けてくれます。今年も自然受粉でリンゴ生育が始まりました。マメコバチやその他訪花昆虫に感謝して、摘果作業を進めていきたいと思います。

 


りんごの花満開と摘花作業

サンふじの花満開
サンふじの花満開

 果樹園ではりんごの花が満開になりました。ピンクや白い花が咲き、花見を楽しみながらの摘花作業を進めています。今年は昨年の豊作影響で、花の数が少く感じられますが、凍霜害被害が全く無く、きれいな花が咲きました。今年のリンンゴに期待です。


りんご花見と水田苗作り

 山桜のピンク、菜の花の黄色、新緑の緑、里山は色とりどりの景色になりました。果樹園のりんごの花も赤色の蕾とピンクの花が可愛らしく咲き、お花見の時期になっています。

水田作業も本格的にはじまり、モミを入れた苗箱を水田に並べ、田植え用苗作りをしました。お花見を楽しみながら農繁期の始まりです。


りんご開花始まる

 りんごの開花が始まりました。最も早く開花したのは極早生品種の恋空です。シナノリップも開花直前。明日には開花しそうな様子です。


りんご展葉と炭焼き

シナノリップ葉が広がり蕾が見えてます
シナノリップ葉が広がり蕾が見えてます

 4月に入り暖かい日が続き、果樹園周辺の桜が満開を迎え、草や木の緑色が日に日に増え、景色の変化を感じる毎日です。

果樹園のりんごは順調な生育で、りんごの葉が広がり、中心には蕾が見えています。

果樹園の新緑や里の桜を眺めながら、剪定枝を集めての炭焼きを行いました。

枝集めの最中に、食べごろのタラの芽を見つけました。コゴミやウコギなど、春の山菜を楽しみながら、慌ただしい春の農作業を進めています。

 

 


りんご発芽始まる

シナノリップの発芽
シナノリップの発芽

 3月中盤まで寒い日が続き、りんごの生育はゆっくり進んでいましたが、このところの暖かさで、発芽が始まりました。草の緑色が徐々に濃くなってきています。驚くほど早かった昨年の春とは違い、平年並みの春となっています。


剪定作業の傷保護

りんご剪定傷に保護剤を塗布して守ります
りんご剪定傷に保護剤を塗布して守ります

 3月前半は雪降り、雨、晴と目まぐるしく変わる天気が続いていますが、比較的寒い陽気です。剪定作業は後半に入りました。暖かくなるとりんごの芽が動きそうですので、出来るだけ早く終わらせたいところです。剪定を行った枝の傷跡は、乾燥で割れてしまったり病気が入ることがありますので、保護剤を塗布して保護します。剪定と同時に進めて、出来るだけ木に負担がかからない様にしています。


寒暖差大きかった2月の果樹園

2月24日早朝の雪景色
2月24日早朝の雪景色

 このまま春になるのでは、と思う程に暖かかった2月の中旬から一転して寒さが戻っている果樹園です。今年の冬は写真の様な積雪になる日が多く、日差しが出てくると一気に融け地面が見えてきます。りんごの芽は少し膨らみ、春が近いことを感じる頃になりました。果樹園では剪定作業を進めています。


雪景色の果樹園

青空に映える白い雪景色
青空に映える白い雪景色

 今シーズン初のまとまった降雪で果樹園は10センチほどの積雪となりました。青空に映える雪も、気温の高さから融けるのが早く感じます。


降雪少ない冬の剪定作業

 今年の冬も降雪が少なく、剪定作業が順調に進んでいます。りんごの木をコンパクトに育て、日当たりと作業性を向上させたりんごの台木にM9ナガノ台木を使用しています。剪定で切る枝の量がこれまでの栽培に比べて極端に少なく、剪定作業の労力も軽減されますし、剪定枝のかたつけ作業も軽減されます。春先の凍害に弱いのが特徴でもありますので、できるだけ早く剪定を終わらせてあげたいりんごの木です。優先的に剪定作業を進めています。

 


2024年の始まり

 2024年まるす小平果樹園では美しい初日の出から始まりました。

快晴の南アルプスから太陽の日差しが温かく注がれりんごの芽が照らされます。

今年も皆様に美味しいりんごをお届けできる様に願う朝でした。

夕方に発生した能登半島地震で、大変な被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

私たちにできることを考えながら、そして行動し、一年を過ごしていきたいと思います。

現在、私達は、長野県内で行われる様々な剪定技術講習会に参加して基本技術の再確認を日々行っています。講習で教わったことを忘れないうちに果樹園で実践確認する毎日です。基本に立ち返りながら新技術を習得していきたいと思います。

本年もまるす小平果樹園をどうぞ宜しくお願い申し上げます。


2023年を振り返る

 本年もまるす小平果樹園をご愛顧いただきありがとうございました。

今年のりんごの味はいかがでしたでしょうか。2023年を振り返ると、まずは過去一番早い開花、次に夏の暑さ、最後に秋の晴天が特徴だったと思います。一年を通じて太陽の日差しが豊富で暑かった印象が強い一年でした。あまりの暑さに、りんごは大丈夫なのか、心配になる時期もありましたが、東向き斜面にある果樹園は、程よい水捌けと、山際の豊富な地下水によって、厳しい気候となった本年もりんご栽培を行うことが出来ました。こうした気候の中で、皆様にりんごをお届けできたことは貴重な経験となりました。

そして、6月に当園の先代が他界いたしました。生前に賜りました皆様からのご厚情に御礼申し上げます。

農業技術を学び、実践する姿勢と、経験の蓄積から得られる柔軟性を、大切に引き継ぎ、お客様に喜んでいただけるりんご栽培を続けてまいります。

一年を振り返り、ご愛顧いただいた皆様、そして応援いただきました皆様に御礼を申し上げます。


収穫が終わった果樹園の様子

 収穫が終わった果樹園は、落葉も終えて休眠の景色になりました。美しい南アルプスの雪景色が見られます。少しずつ冬の景色へと変わる果樹園です。サンふじの発送もひと段落する状況になりました。ご注文くださいました皆様ありがとうございました。今年も残りが少なくなりましたが来年に向けて今年を振り返る大切な時間にしたいと思います。

 


サンふじ選果と箱詰め商品発送

 果樹園では、サンふじの収穫作業が無事終了しました。収穫量は多く、とても順調な年となっています。

今年のサンふじは例年に比べて少し小ぶりではありますが、台風による大きな被害が無かったことから、大きな傷果の少なさは異例の年となっています。心配した猛暑による日焼けは、想定された範囲の被害に収まりそうな状況です。

現在は、選果作業を急ぎ進めています。また、箱詰め商品発送も同時に進めています。

ご注文いただきましたお客様に大変お待たせしている状況ですが、出来るだけ早くお客様にお届けできるよう作業を進めております。お待ち下さいますようお願い申し上げます。

 


サンふじ収穫後半

 サンふじ収穫は後半になり、間も無く収穫終了を迎えます。果樹園に実る赤いりんご1玉1玉を大切に収穫し、皆様にお届けいたします。収穫終了後は、選果作業と並行して、これまで日没後の作業だった箱詰め発送作業を進めてまいります。

ご予約ご注文くださいましたお客様には順番に商品発送してまいりますのでどうぞお待ちください。


サンふじ収穫最盛期と初雪

 サンふじは収穫最盛期に入り、町のアグリ支援の皆さんに協力いただきながら収穫作業を進めています。

昨日降った雪で、今朝の果樹園は積雪が見られましたが、日中の暖かさでお昼頃には全て融けてくれました。この先数日は暖かい日が続きそうですので収穫が捗ることを願います。


サンふじ収穫開始と里山の初冠雪

 里山に白い雪が見られ寒い朝となった本日から、今年最後の収穫品種サンふじの収穫を始めました。

まずは、日当たりが良く、一際早くから色付き、成熟が進んでいる若木果実を中心に、成熟具合や果実の状態を確かめながら、少しづつ収穫を始めていきます。

数日後からは収穫作業のお手伝いをいただきながら、一気に収穫を進める収穫最盛期に入る予定です。

 


王林の収穫

 王林が収穫を迎えました。今年は完熟期になると自然に落下してしまう果実が多く、これ以上木につけても、どんどんと落下してしまう状況になりましたので、急いで収穫を進めました。暑い夏の年はこうした状況になりやすいと聞きますので今年がその年になった様です。今年の気候で収穫には苦労しましたが、甘くジューシーなリンゴに育ちました。ご注文いただきましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノゴールドの収穫

 シナノゴールドが収穫期を迎えました。今年の気候で例年とは一味違うシナノゴールドに仕上がった様に感じます。特徴である程よい酸味とジューシーさに加えて、今年独特の甘さが加わっている様に感じられます。ご注文いただきました皆様には順番に商品発送してまいります。どうぞお待ちください。


サンふじの手入れと里の紅葉

 果樹園周辺の紅葉が進み、秋らしい晴天に映えています。果樹園ではサンふじ日陰枝の弱い葉摘と、サンふじ収穫に向けてコンテナの洗浄を同時に進めています。本年のサンふじは、暑さによる日焼けや、小玉傾向が見られますが、霜や台風の被害無く概ね順調に生育しています。晴天続く秋の景色を楽しみながら作業を進めます。


シナノホッペの収穫

  シナノホッペの収穫が始まりました。シナノホッペは数週間前から真っ赤な色になり、果肉が成熟するのを待っていましたが、果実表面がしっとりとした感じに変わり、甘い香りが熟期を知らせてくれます。白く残る葉の模様(葉取らず生産)と、扁平でぷっくりした形がとても可愛らしく、果肉は硬いながらもジューシーなシナノホッペに仕上がりました。独特な甘さと口の中に広がる香りをお楽しみ下さい。

ご注文いただいていますお客様には順番に商品を発送してまいります。今年のシナノホッペの味をお楽しみ下さい。

 


初霜とシナノホッペの色付き

 今年秋の初霜が降り、今朝の気温は0.5度、秋の寒さがやってきました。里山の紅葉が少しずつ進んできています。リンゴは晩生の品種が、一年の長い生育を経てようやく収穫へと向かいます。

一年分の気候に大きく左右され、毎年変化ある果実に育ちますが、今年の気候は暑く日照豊か、比較的降雨が少なく来ました。果樹園では真っ赤に色付いたシナノホッペが目立っています。早い時期から赤くなるシナノホッペの収穫時期は試食を繰り返して決めています。収穫にはまだ少し早いかなと感じる今です。

 


シナノスイートの収穫

 シナノスイートの収穫が最盛期に入りました。高い山から紅葉の知らせが届く頃シナノスイートは収穫の時期を迎えます。シナノスイートの果皮は大変柔らかく、丁寧に収穫しないと簡単に傷がついてしまいます。軽い衝撃で凹んでしまうので、そっと扱い、大切にコンテナへ移動し、箱詰め作業も細心の注意を払います。この柔らかさがシナノスイート独特の軽くパリパリとした食感につながります。上品な甘さ食感が特徴のシナノスイート、ご注文いただきました皆様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノスイート玉回し他生育状況

 10月に入り急激な気候変化で、朝の最低気温は10度以下となり、シナノスイートの熟度が一気に上がってきました。赤い果実が目立つ様になり、玉回しを行いながら収穫時期を待っています。まもなく収穫できます。さて、サンふじではキンモンホソガ作った巣跡が目立っています。暑く長かった夏にしっかり繁殖した様です。他品種も暑かった夏を乗り越え熟度を上げ始めました。大切にお世話にて収穫を迎えたいと思います。


ハザかけ米の脱穀

 秋の澄んだ空気の中、ハザかけ米の脱穀作業を行いました。10月に入り雨と晴れの日が交互に訪れましたが、まずまずの乾き具合です。あとは籾摺りと精米をして新米の出来上がりとなります。

今年の天候をぎゅっと凝縮させた今年のお米はどんな味に仕上がっているのか楽しみになります。


暑い秋から涼しい秋へ

 爽やかなというよりも暑い秋晴れの日が続いてきましたが、来週からはいよいよ涼しい秋の陽気に変わる天気予報となっています。果樹園では秋映の収穫を進めながら、併せてシナノスイートの葉摘作業を並行で行っています。天気予報では来週からグッと涼しくなる予報。晴天が続いた季節から秋雨の季節になるのでしょうか。季節の移り変わりを感じる果樹園です。


秋に映える

 果樹園で一際映えるりんご秋映が完熟期を迎えました。その濃い赤色は他の品種にはない特徴で、見た目通りの濃い味と緻密な果肉が人気品種として定着しました。この先に収穫期となるシナノスイートとは大きく違う特徴の秋映は今年の暑い気候でも例年と変わらぬ色味に仕上がりました。


稲刈り無事終わりました

 今年のお米作りも後半に入り、りんご収穫と作業時期を調整しながら、天気の良い日を選び18日19日の二日間で稲刈り作業を行いました。今年は実家父も応援に入り、順調に作業が進みました。

水が抜けてしっかり干された水田には、イナゴやカエルなどいろんな虫や小動物が見られますが、今年はカナヘビ?に間違えそうな(発見者は初め間違えてました)小さなヤマカガシが現れてビックリ。水田周りの土手を荒らすモグラやネズミを捕らえてくれる仲間も必要ですので、そっと水田脇の土手まで案内してあげました。

さて全ての稲刈りが終わりましたが、この時期としては暑い気温となりました。ハザにかけての天日干しはこの晴天で乾燥が進みます。この先も順調に乾燥してくれることを願います。

 


秋の香りシナノドルチェの収穫

 シナノドルチェが収穫の時期を迎えました。高温下でなかなか赤く色つきませんが、ピンク色に近い明るい発色に仕上がったシナノドルチェは、酸味が有りジューシーでとても香る果実になりました。

ご注文頂いているお客様には順番で商品発送してまいります。どうぞお待ちください。

 


シナノプッチの収穫

 小さくて丸かじりに最適な可愛らしいりんごシナノプッチが収穫を迎えました。今年は昨年に比べ、全体に小玉になっています。このりんごの大きさを願ったものにするのが毎年の悩み種になっていますが、今年は摘果の時期が遅れたことで小さくなったのかなと思っています。来年は今年より早く摘果したいと思います。過去には大きくなり過ぎ、困った年もあり同じ大きさに整えたいところです。

可愛らしいシナノプッチをおやつに持ってお出かけしたくなる季節になってきました。

ご注文くださいました皆様には順番に商品を発送いたします。どうぞおまちください。

尚、本年のシナノプッチは収穫予定量に達しましたのでご注文完売とさせていただきました。ありがとうございました。


シナノドルチェの色付きは秋の始まり

色付き始まるシナノドルチェ
色付き始まるシナノドルチェ

 シナノドルチェが少しずつ色付きをはじめました。シナノゴールドと兄弟品種のシナノドルチェは酸味とジューシーさが特徴の赤色品種です。赤色とは言いますが、着色しにくい特性で、涼しさと日差しがないと着色しません。朝晩の気温が15度くらいになり、秋の晴天となれば一気に着色をしてきます。この品種の色付きは、秋がやってきたことを感じさせてくれます。


サンつがる収穫

 果樹園ではサンつがる収穫を進めています。今年は厳しい暑さから果実を守り、ストレスから樹体を保護するため、サンつがるは葉取らず生産です。日焼けを最小限にすることができました。果実は熟期になると自然に色が付き、収穫の時期を知らせます。熟した果実を選び数回に分けて収穫を進めています。


サンふじとシナノホッペを割ってみた

 果樹園では晩成種の見直し摘果(3回目の摘果)を進めています。摘果した果実サンふじとシナノホッペを割ってみました。すると、種子の色が成熟した茶色になっているものがあります。昨年までの観察では、収穫時期に近くなると、成熟に合わせて白色だった種子の色が茶色に変色していましたので、今年の種子の茶色化は早いように感じられます。猛暑による影響なのでしょうか。


シナノプッチの色付き

 朝晩の涼しさが感じられる果樹園で一際目立つシナノプッチの色付きです。今年の気候では成熟が早そうな状況です。


サンつがる収穫時期と他品種の見直し摘果

 サンつがるの収穫期となりました。まだまだ高温の日が続いていますが、夜の気温が20度を下ることもあり、少しずつ色付きが増してきました。今年は摘果作業の遅れから、玉サイズが例年より小さく、大玉が少ない状況です。大玉のご注文はお早めにお願いいたします。

 さて、そのほかの品種は見直し摘果作業を進めています。まだまだ着果量が多く、全体に小玉傾向となってしまっています。丁寧な摘果を進めてまいります。

 


シナノリップ他極早生種の収穫終了

 シナノリップ・シナノレッド・恋空 りんご極早生品種の収穫が終了しました。

ご注文くださいました皆様大変ありがとうございました。

台風7号の接近に備えて盆前収穫を進め、対策しましたが、被害は無く安堵しています。

今年の極早生は収穫前一月間の気温が特に高く、雨も少ない状況が続きました。着色が進まなかった割には、果肉の熟度は日に日に進み、酸味が抜けていくのが早く感じられました。

気温が高い日中を避けて早朝5時からの収穫には慣れましたが、お盆が近くなると、朝の暗さを感じました。日が短くなり、秋に近づいていることを感じてます。


夏のりんごシナノリップ 収穫

夏のりんごシナノリップ が収穫を迎えました。梅雨明け後連日の暑さのなかで徐々に完熟期を迎えました。

今年のシナノリップ は、高温続きで酸味が少なく感じられ、程よい酸味に仕上がっているように感じます。

色は若干薄い赤色になりますが、真っ赤になるまで待ってしまうと熟しすぎてしまう危険がありますので、収穫遅れにならぬように注意が必要です。

ご注文くださいました皆様、順番に商品発送いたしますのでどうぞお待ちください。


恋空(こいぞら)の収穫始まる

 夏のりんご恋空(こいぞら)が収穫時期を迎えました。今年初のりんご収穫に期待が膨らみます。

猛暑の夏はここ長野県もかわらず、最高気温34度・33度の日が続いています。

暑い時間帯を避け、早朝5時から収穫を開始します。日の出前からはじめ、鳥の囀りを聞きながらの収穫。徐々に光の色が変わるため、収穫果実を見極めるのに習熟が必要になります。恋空は、この暑さにでも赤く色つき、酸味の少ない優しい味に仕上がりました。

いよいよりんごの季節が始まりました。酸味豊かなシナノレッド ・シナノリップ も徐々に赤く色ついてきています。夏のりんごをどうぞご賞味ください。

 


シナノリップ・恋空・シナノレッド の生育

 7月22日関東甲信が梅雨明け発表されました。いよいよ暑い夏の本番です。

夏のりんご3種類シナノリップ ・恋空・シナノレッドが収穫時期に近づき、強い日差しを受けながらも赤く色ついてきました。ジューシーな夏りんごは個性が強く、酸味と果汁が特徴のシナノレッド 、そこに甘さと果肉の硬さを加えたシナノリップ 。酸味が少なく甘さが特徴の恋空。

3品種の特徴が際立ちます。

生育期間を振り返れば、早かった開花、天気は周期的に変わり、干魃の無い春から梅雨期間は雨と晴れが交互に訪れ、期間中の気温は高く推移しました。収穫前の気候は暑く推移しそうな予報です。

今年の初収穫りんごはどのような味になるのか期待して大切に収穫前管理を続けます。

3品種のご予約を受け付けを開始いたしました。どうぞご利用ください。


りんご新品種への思い

 今年も夏の新品種りんご「恋空」と「シナノリップ」が収穫間近となってまいりました。

今年は良質な花が咲き、受粉も順調、着果が多く小玉気味ですが、それぞれ品種の個性に合わせたお世話をしています。

 二十数年前、現園主が就農した時には「シナノレッド」が極早生品種としての期待を一手に背負い、栽培技術を必死で勉強していたことを思い出します。最適な摘果の量や枝の作り方、木の勢いには品種の差があり、継続して観察する中から、最適な状況を見つけ出す作業。一年に一度しか見ることが出来ない生育から収穫までの変化。試験場など基準にしながら試行錯誤してきました。

現在はシナノレッドを親に新品種シナノリップ が生まれ、まさに栽培技術を勉強している最中です。

 新品種は、十年単位の選抜や研究の結果ようやく品種登録され、苗木が私たち農家に届きます。

初めて育てる品種は、どんな枝ができるのか、どのように果実が実るのか、栽培して初めて目にする事ばかり。

毎年違う気候、生育が進み大きくなっていくりんごの木、条件が毎年変わるなかで試行錯誤を繰り返します。 

大切に育てられた一つの新品種を大切に、今年も皆様にお届けできるよう手入れしてまいります。


梅雨入りとりんご生育

 ここ数日は雨と日差しが交互に訪れる天気でしたが、本日6月8日、関東甲信地方の梅雨入りが気象庁から発表されました。昨年より2日遅い梅雨入りです。

りんごたちは水分を吸収してどんどん大きく成長していきます。特に極早生品種の恋空・シナノリップ ・シナノレッド は収穫まで50日程となり、成長が目に見えて進む時期となりました。

果樹園では摘果作業を進めていますが、本年は着果が多く、作業の進捗が遅くなっています。出来るだけ早く終了できるよう頑張っていきます。


お田植えの季節

 淡かった里の緑が日増しに濃くなるのと共に太陽の日差しが強く感じられ、いよいよ田植えの季節になりました。春先から育てていた苗は順調に育ち、昨年から使用している新しい田植え機にも慣れて快調に田植えが進みました。植え付けの手直しが大幅に減りお田植えの疲れが半減しました。元気良く泳ぐオタマジャクシや泥に隠れるドジョウ、生き物が沢山住む水田が戻ってきました。

 

 


シナノリップ 生育と摘花剤の効果

順調に生育するシナノリップ
順調に生育するシナノリップ

 手作業で摘花作業を終えたシナノリップ は順調な生育で親指ほどの大きさとなっています。今年は受粉時期の天候に恵まれたので着果が多く見込まれる場所には摘花剤(エコルーキー )を使用して、受粉が行われないように調整を試みました。

着果が多いサンつがる 摘花剤は使用していません
着果が多いサンつがる 摘花剤は使用していません
中心果と側果2果を残して生育が止まっているサンふじ理想の受粉結果(摘花剤使用)
中心果と側果2果を残して生育が止まっているサンふじ理想の受粉結果(摘花剤使用)

 全ての場所で上の写真ほどに摘花剤効果が見られているわけではありませんが、一部摘花されることで樹体への負荷は大きく下がります。そして人力による摘果作業の手数も減らせられ、作業の進捗が進みます。


りんご受粉は良好

 今年のりんご受粉は良好です。最近10年間で最も順調な受粉が行われています。

ここ数年は凍霜害被害が続きましたが、今年は凍霜害の無い健全な花が多く、受粉時期の天候に恵まれ、受粉担当のマメコバチや他訪花昆虫の活動も良かったようです。

受粉が順調で果実数が多くなりますので、摘果作業が遅くならないように計画的に進めます。

果樹園では白いりんごの花がまだまだ見られます。一斉に咲くのではなく、次々と長い期間に咲く現象は今年の気候によるもの。花見の期間が長くて徳した気分です。


満開のりんご畑で恋空摘花作業

 満開のりんご畑では白やピンク色の花で華やかな景色となっています。12日に開花した恋空は、現在散り盛んとなり、摘花作業を始めました。摘花された花はガクが上がり、順調な生育を見せ始めています。他の品種もここ数日で受粉時期から果実の生育へと進んでいきます。

4月9日と10日の低温による凍霜害は、一部の花で見られますが、大きな影響はなさそうなのでホッとしています。


お米づくりの始まり

 りんごの花が満開となるなか、お米づくり第一歩となる苗作りを始めました。種籾を入れた苗箱を水田に並べ、シートで覆い保温管理で田植え機で植えるための苗を作ります。

新緑とりんごの白い花が目立つ景色のなか今年のお米作りが始まりました。


りんご満開最速記録

りんごの花は中心花が満開
りんごの花は中心花が満開

 4月20日に全てのりんご品種の中心花が満開となり、過去最速を記録しました。

日中の最高気温は26度と夏日になった果樹園は、朝と夕方で景色が変わるほどにりんごの花が次々と咲きはじめ、果樹園をひと回りして確認すると、全ての品種で中心花が満開となりました。


りんご開花と炭作り

 まるす小平果樹園では、一昨年の2021年と同日となる4月12日にりんご恋空と王林が開花を迎えました。その他の品種も開花を待っています。開花直前の4月9日の最低気温がマイナス0.5度、10日がマイナス1.0度になり、凍霜害の心配があります。王林・恋空共に中心果が咲き始めた状況で、花を割り、内部の状況を確認しましたが、変色しているものは見られませんので、順調に開花受粉されて果実になってほしいところです。今月末までは低温の心配がありますので摘花作業は進めずに、様子を見ていこうと思います。早過ぎる春で作業進捗が間に合っていないのが実情です。剪定枝を集めての炭焼き1回目が出来ましたので引き続き剪定枝を集めて2回目の炭焼き、そして水田の苗作り等々、春の作業を終えて、月末から摘花作業に入りたいと思っています。


りんごの開花に向けて

 早い生育が進むりんごは、順調に開花に向かっています。今年はこれまでのところ凍霜害が見られず、中心花・側花共に生育が進んできました。開花の早い恋空ではピンク色の蕾が見え始めました。剪定枝の片付けや炭作り、草刈り、水田の準備に野菜作りの畑作りと、春の農作業目白押しとなってきました。


早い春の凍霜害対策

今年の春は、まるす小平果樹園では過去最も早い生育となっています。生育の早い春に心配となるのが、凍霜害です。3月29日、30日の朝は最低気温0度となり、防霜ファンが稼働して霜対策を行いました。故障している機械は無く、無事全ての防霜ファンが稼働できました。すでに花の蕾が見え始めたりんご達ですが、凍霜害を受けずに生育して行ってほしいと願います。


りんごは発芽から展葉へ

 記録的に暖かな3月中下旬で、3月24日現在全てのりんご品種で発芽を確認しました。

生育が早い品種では展葉が始まっている状況です。平年より10日ほど早い生育ではないでしょうか。発芽展葉は昨年蓄えた栄養で成長していきます。順調な発芽をしていますので順調に生育して行って欲しいと願います。


春の訪れ感じる果樹園

 3月第二週は急激に暖かい陽気となり、春の訪れを感じる果樹園となってきました。

地面の緑が日に日に現れてきていますが、可愛らしい花が咲き始めています。

りんごの芽も順調に大きくなってきており、休眠から徐々に覚めてきている様に感じています。

剪定作業はまだまだ残っていますので、急ぎ進めていきたいと思います。


りんご花芽の膨らみ

 果樹園は、朝晩の寒さ残る中、日中の気温が上がってきました。りんごの花芽が徐々に大きくなってきている様に感じるこの頃です。今年は積雪の少ない冬となりました。雪の無い果樹園では剪定作業を続けています。雪が少ないとはいえ、氷点下の日々が続き、りんごの木は十分な休眠が出来ましたので暖かい日が続くと徐々に休眠から覚めてきそうな気配を感じています。蓄えた養分が動き出す前に剪定作業が終われる様、手際よく作業を進めていきたいと思います。


厳冬期から春に向かう節分へ

 今日は節分です。暦の上では冬から春へと向かう節目となります。

今年の冬は1月22日頃から氷点下10度以下となる厳しい寒さとなりました。

冬型の気圧配置の日は晴天となり、夜の放射冷却も加わって厳しい朝の冷え込みとなることが多いです。そんな朝を迎えた日は、防寒対策を万全にして果樹園へと剪定作業に向かいますが、日中は日差しの暖かさで汗ばむ陽気となります。そして太陽が傾き始める午後3時ごろを過ぎると途端に寒さが戻ってきます。

この寒さの季節も半分を過ぎたでしょうか、立春を過ぎると日が長くなってきます。

果樹園では、基本に立ち返って美味しいりんごの果実が実る様に剪定作業を進めていきます。

 


穏やかな天気で剪定作業

剪定作業が捗る雪の無い果樹園
剪定作業が捗る雪の無い果樹園

1月は穏やかな天気が続いています。果樹園には積雪が見られず、剪定作業が捗ります。昨年の反省をしながら、一本一本に向き合いながらの剪定を行なっていきます。


2023年元旦

穏やかな空気の中昇る 2023年初日の出
穏やかな空気の中昇る 2023年初日の出

 新年明けましておめでとうございます。

昨年は多くの皆様にご愛顧いただきましてありがとうございました。

本年も美味しい果実をお届けできます様努めてまいります。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

果樹園の雪は消えて穏やかな元日となりました。

2023年が穏やかな一年となりますことをお祈りいたします。


2022年を振り返る

2022年は大変多くのお客様にまるす小平果樹園をご利用いただきありがとうございました。

また、応援のメッセージや感想も沢山お届けいただき感謝申し上げます。

りんごのご縁で新しいお客様がご連絡くださる機会が増えた事も今年とても嬉しかった出来事です。

2022年産りんごの味はいかがでしたでしょうか。

その年の気象が現れる果実の味です。私たちの作業の至らなさが現れるところも有ります。

出来るだけ自然体で栽培が続けられる様に栽培方法や栽培品種の選択を日々考え、りんごの木に実ったりんごの味をそのままお客様に届けています。美味しいりんごを実らせてくれたりんごの木と、ご賞味くださいました皆様に感謝を申し上げます。 


サンふじ商品発送一段落

真っ白な銀世界へと一変した果樹園
真っ白な銀世界へと一変した果樹園

サンふじの発送作業が一段落するのを待っていたの様にまとまった降雪で辺りは白い世界へと一変しました。本年も沢山のお客様にサンふじご注文をいただきありがとうございました。11月中旬から収穫を始め、選果・荷作りへと作業を進めて一か月間、皆様には大変お待たせいたしました。無事サンふじを発送する事が出来て一安心しています。

現在サンふじ若干量の在庫がございますのでご注文受付しています。

年末は28日まで商品の発送しています。どうぞご利用ください。


サンふじ収穫中

サンふじの収穫が続いています。晴天と降雨が交互に訪れ、晴れの日は収穫を、雨の日は選果を進めています。本年の収穫量は一昨年程度を見込んでいますが、春先の凍霜害の影響から果実大きさのばらつきが出ています。選果作業では、玉サイズの選別と、傷や果実の味に差が出たものを選別していますが、台風影響が無かった今年は傷果が少ない状況となっています。

収穫作業は残り数日間で終了予定です。大切に収穫して皆様にお届けします。

商品在庫全体量の把握には選果作業が進む必要がありますので、収穫終了後しばらくかかる予定です。

ご注文いただきましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ち下さい。

 


サンふじ収穫開始

黄葉の果樹園でサンふじ収穫開始
黄葉の果樹園でサンふじ収穫開始

黄葉した果樹園ではサンふじの収穫が始まりました。2019年の大不作から少しづつ収穫量を増やすべく試行錯誤中の3年目となります。今年は早い開花に始まりましたが、遅霜害、開花中の降雨による受粉不良が重なり、順調に生育した果実が少ない年となりました。しかしその後の収穫に影響が出るほどの台風被害や病虫害の発生は無く順調に生育しました。果実の見た目は若干ザラザラとした霜の被害が残っていますが、無事収穫をむかえられる果実を丁寧に収穫し、皆様にお届けしてまいります。

サンふじは多くの皆様にご注文いただき、予定の量に達したためホームページの注文を停止しています。収穫選果が進み在庫見込みができましたら再開いたします。お問い合わせがございましたら問い合わせまたは注文ページのメールからお知らせください。


皆既月食と王林収穫

果樹園ではお月様の様な見た目のリンゴ王林が収穫を迎えました。今年の王林は春の遅霜の影響が出て、玉の大きさにばらつきが出たり、サビ状の影響が出ていました。また、果実ごとの熟度が揃いにくかっっため、収穫を遅らせていましたが、ここにきて自然落下してしまう果実が急増したため収穫を進めました。今年の気候ならでは出来事です。夜には家族で皆既月食と天王星食を観察。秋の澄んだ空と寒さを体感しました。急激に果実が熟していくのはこの気候のおかげと感じる夜でした。

 王林をご注文くださいましたお客様には順番に商品発送を行っていますのでお待ち下さい。


まるす小平果樹園 TEL:0265-35-3775