
シナノホッペの収穫時期は試食を繰り返して決めています。
シナノスイートが収穫終盤となる果樹園では、秋の日差しにシナノホッペの赤色が映えています。
色付きがとても良く、外観からは今にも収穫できそうな様子。収穫の時期は、果肉の色から緑成分が消え、種子が完熟の黒色に成熟し、果肉を試食した時に硬さとパサパサとした食感が消えた時期としています。
硬さの中にしっとりとした果肉の食感が出た頃を収穫の時期としています。これから試食を繰り返して収穫の時期を決定します。

皮ごとまるかじりりんごのシナノプッチが収穫をむかえました。持ち運ぶのに最適なサイズ感と食べやすさが特徴です。皮の部分も食べやすい品種として開発されたりんごですので、ぜひまるかじりをお試しください。お出かけの季節、気軽に持ち運べるシナノプッチをお楽しみください。ご予約いただきましたお客様には順番に商品発送しますのでお待ちください。

まるす小平果樹園では、酸味のある夏のりんごとして「シナノレッド」と「シナノリップ」の2品種を栽培してきました。シナノリップは平成30年に品種登録された新品種で、シナノレッドを親に持ち、酸味やジューシーさを引き継ぎ、さらに甘さと日持ちの良さが加わりました。当園では夏のりんごとして大きな期待を持って生産量を増やしてきました。これまでこの2品種を栽培してそれぞれ勉強してきましたが、2品種の収穫の時期が全く同じであり、「シナノリップ」の生産量が安定してきたため、シナノレッドからシナノリップへと生産品種を引き継ぐこととしました。本年産シナノレッドは生産量が少ないため、ショッピングカートへの掲載を行いません。お問い合わせくださいましたお客様への少量販売とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

6月10日に関東甲信地方の梅雨入りが気象庁から発表され、長野県も梅雨入りしました。昨年に比べて11日早い梅雨入りの様です。この期間は果実の肥大が進む大切な時期です。暑さも厳しくなる時期ですので、しとしと雨であれば涼しく感じるくらいです。カッパを着て摘果作業を進めています。
りんごの栽培で怖い怖い病気が腐らん病(フラン病)です。この病気は剪定の切り口や傷口などに胞子が付着して感染し、翌年以降に発病します。発病すると樹皮が腐る状態となり木を枯らせます。また発病箇所から胞子を飛ばして感染を広げます。感染してもすぐに発病が見られるわけでないため、発病を見つけて感染に気づいた時にはその木の周りにも感染を広げている可能性があります。数年でその畑が廃園となってしまう恐れがある怖い怖い病気です。本日剪定の作業で幹に発病を見つけました。腐ってしまった範囲の樹皮を削り取り、塗布剤で保護、さらに発病した場合に周辺へ菌を飛ばさない為に肥料袋で覆いました。今年一年枯れずに生育してくれることを願います。そして周りの木に発病が無いか特に注意してまいります。

1月の前半は寒い日が多く、昨年からの疲れが出たのか久しぶりにインフルエンザに感染し、1週間ほど家族で休暇をとりました。雪降りの日が多かったものの、積雪が少ない果樹園で剪定作業が始まりました。高密植栽培のシナノリップ剪定は、これまで栽培してきたりんごとは、特性が大きく違って、枝が古くなると芽が弱るのに加えて新しい枝が出にくいことから、毎年新発見の連続となっています。
