サンふじの葉は出来るだけ残します

 まるす小平果樹園のサンふじは出来るだけ葉を残して収穫まで管理します。一般にリンゴの収穫前管理は、リンゴ周囲の葉を摘み取り光を果実に当て全面を真っ赤に色付きさせる葉詰みという作業を行います。まるす小平果樹園では、収穫まで葉を摘まない「葉取らずリンゴ」と「葉摘み」の果実を分けて販売していた時期がございました。葉の影響は大きくて、早い葉摘みと強い葉摘みは、果実の味が悪くなっていまうことが解りました。「葉摘みは最小にする」ことがまるす小平果樹園の完熟リンゴ作りの基本となっています。

今年10月の気候は、雨の日が続き、日照不足で葉の色が黄色に感じられ、一部で落葉や、病気の発生が見られます。さらに台風21号通過でリンゴの葉にスレ傷が見られ、葉の力が弱ってしまっている様に感じます。美味しいサンふじを収穫するために、サンふじは出来るだけ葉を残してあげたいと思います。葉摘みは最小かまたは行わずに、果実と木へ、出来る限りの養分蓄積をさせてあげます。

 

大切な葉を残すサンふじ
大切な葉を残すサンふじ