りんご凍害を防ぐ白塗り

 2月3日の立春が過ぎそろそろ春を意識し始めました。

植え付け3年目になるりんごシナノリップは凍害を防ぐため地際に白塗りを行いました。

りんごの木は春暖かくなると水を吸い上げ始めます。すると寒い冬の凍結に耐えるために高く維持されていた樹内濃度は次第に下がり、凍結に弱くなります。春先に強い寒の戻りがあると凍結して枯れてしまう事があり、それを緩和するのがこの白塗りです。白塗りは光を反射して日差しによる温度上昇を穏やかにします。樹液を上げる時期を遅らせる事に加え、春先凍結した場合にはゆっくり解凍して、凍結融解による組織の破壊を防ぐ事が目的になります。幼木が元気に育つための大切なお世話です。