お田植えの季節

 淡かった里の緑が日増しに濃くなるのと共に太陽の日差しが強く感じられ、いよいよ田植えの季節になりました。春先から育てていた苗は順調に育ち、昨年から使用している新しい田植え機にも慣れて快調に田植えが進みました。植え付けの手直しが大幅に減りお田植えの疲れが半減しました。元気良く泳ぐオタマジャクシや泥に隠れるドジョウ、生き物が沢山住む水田が戻ってきました。

 

 


シナノリップ 生育と摘花剤の効果

順調に生育するシナノリップ
順調に生育するシナノリップ

 手作業で摘花作業を終えたシナノリップ は順調な生育で親指ほどの大きさとなっています。今年は受粉時期の天候に恵まれたので着果が多く見込まれる場所には摘花剤(エコルーキー )を使用して、受粉が行われないように調整を試みました。

着果が多いサンつがる 摘花剤は使用していません
着果が多いサンつがる 摘花剤は使用していません
中心果と側果2果を残して生育が止まっているサンふじ理想の受粉結果(摘花剤使用)
中心果と側果2果を残して生育が止まっているサンふじ理想の受粉結果(摘花剤使用)

 全ての場所で上の写真ほどに摘花剤効果が見られているわけではありませんが、一部摘花されることで樹体への負荷は大きく下がります。そして人力による摘果作業の手数も減らせられ、作業の進捗が進みます。


りんご受粉は良好

 今年のりんご受粉は良好です。最近10年間で最も順調な受粉が行われています。

ここ数年は凍霜害被害が続きましたが、今年は凍霜害の無い健全な花が多く、受粉時期の天候に恵まれ、受粉担当のマメコバチや他訪花昆虫の活動も良かったようです。

受粉が順調で果実数が多くなりますので、摘果作業が遅くならないように計画的に進めます。

果樹園では白いりんごの花がまだまだ見られます。一斉に咲くのではなく、次々と長い期間に咲く現象は今年の気候によるもの。花見の期間が長くて徳した気分です。


満開のりんご畑で恋空摘花作業

 満開のりんご畑では白やピンク色の花で華やかな景色となっています。12日に開花した恋空は、現在散り盛んとなり、摘花作業を始めました。摘花された花はガクが上がり、順調な生育を見せ始めています。他の品種もここ数日で受粉時期から果実の生育へと進んでいきます。

4月9日と10日の低温による凍霜害は、一部の花で見られますが、大きな影響はなさそうなのでホッとしています。


お米づくりの始まり

 りんごの花が満開となるなか、お米づくり第一歩となる苗作りを始めました。種籾を入れた苗箱を水田に並べ、シートで覆い保温管理で田植え機で植えるための苗を作ります。

新緑とりんごの白い花が目立つ景色のなか今年のお米作りが始まりました。


りんご満開最速記録

りんごの花は中心花が満開
りんごの花は中心花が満開

 4月20日に全てのりんご品種の中心花が満開となり、過去最速を記録しました。

日中の最高気温は26度と夏日になった果樹園は、朝と夕方で景色が変わるほどにりんごの花が次々と咲きはじめ、果樹園をひと回りして確認すると、全ての品種で中心花が満開となりました。


りんご開花と炭作り

 まるす小平果樹園では、一昨年の2021年と同日となる4月12日にりんご恋空と王林が開花を迎えました。その他の品種も開花を待っています。開花直前の4月9日の最低気温がマイナス0.5度、10日がマイナス1.0度になり、凍霜害の心配があります。王林・恋空共に中心果が咲き始めた状況で、花を割り、内部の状況を確認しましたが、変色しているものは見られませんので、順調に開花受粉されて果実になってほしいところです。今月末までは低温の心配がありますので摘花作業は進めずに、様子を見ていこうと思います。早過ぎる春で作業進捗が間に合っていないのが実情です。剪定枝を集めての炭焼き1回目が出来ましたので引き続き剪定枝を集めて2回目の炭焼き、そして水田の苗作り等々、春の作業を終えて、月末から摘花作業に入りたいと思っています。


りんごの開花に向けて

 早い生育が進むりんごは、順調に開花に向かっています。今年はこれまでのところ凍霜害が見られず、中心花・側花共に生育が進んできました。開花の早い恋空ではピンク色の蕾が見え始めました。剪定枝の片付けや炭作り、草刈り、水田の準備に野菜作りの畑作りと、春の農作業目白押しとなってきました。


早い春の凍霜害対策

今年の春は、まるす小平果樹園では過去最も早い生育となっています。生育の早い春に心配となるのが、凍霜害です。3月29日、30日の朝は最低気温0度となり、防霜ファンが稼働して霜対策を行いました。故障している機械は無く、無事全ての防霜ファンが稼働できました。すでに花の蕾が見え始めたりんご達ですが、凍霜害を受けずに生育して行ってほしいと願います。


りんごは発芽から展葉へ

 記録的に暖かな3月中下旬で、3月24日現在全てのりんご品種で発芽を確認しました。

生育が早い品種では展葉が始まっている状況です。平年より10日ほど早い生育ではないでしょうか。発芽展葉は昨年蓄えた栄養で成長していきます。順調な発芽をしていますので順調に生育して行って欲しいと願います。


春の訪れ感じる果樹園

 3月第二週は急激に暖かい陽気となり、春の訪れを感じる果樹園となってきました。

地面の緑が日に日に現れてきていますが、可愛らしい花が咲き始めています。

りんごの芽も順調に大きくなってきており、休眠から徐々に覚めてきている様に感じています。

剪定作業はまだまだ残っていますので、急ぎ進めていきたいと思います。


りんご花芽の膨らみ

 果樹園は、朝晩の寒さ残る中、日中の気温が上がってきました。りんごの花芽が徐々に大きくなってきている様に感じるこの頃です。今年は積雪の少ない冬となりました。雪の無い果樹園では剪定作業を続けています。雪が少ないとはいえ、氷点下の日々が続き、りんごの木は十分な休眠が出来ましたので暖かい日が続くと徐々に休眠から覚めてきそうな気配を感じています。蓄えた養分が動き出す前に剪定作業が終われる様、手際よく作業を進めていきたいと思います。


厳冬期から春に向かう節分へ

 今日は節分です。暦の上では冬から春へと向かう節目となります。

今年の冬は1月22日頃から氷点下10度以下となる厳しい寒さとなりました。

冬型の気圧配置の日は晴天となり、夜の放射冷却も加わって厳しい朝の冷え込みとなることが多いです。そんな朝を迎えた日は、防寒対策を万全にして果樹園へと剪定作業に向かいますが、日中は日差しの暖かさで汗ばむ陽気となります。そして太陽が傾き始める午後3時ごろを過ぎると途端に寒さが戻ってきます。

この寒さの季節も半分を過ぎたでしょうか、立春を過ぎると日が長くなってきます。

果樹園では、基本に立ち返って美味しいりんごの果実が実る様に剪定作業を進めていきます。

 


穏やかな天気で剪定作業

剪定作業が捗る雪の無い果樹園
剪定作業が捗る雪の無い果樹園

1月は穏やかな天気が続いています。果樹園には積雪が見られず、剪定作業が捗ります。昨年の反省をしながら、一本一本に向き合いながらの剪定を行なっていきます。


2023年元旦

穏やかな空気の中昇る 2023年初日の出
穏やかな空気の中昇る 2023年初日の出

 新年明けましておめでとうございます。

昨年は多くの皆様にご愛顧いただきましてありがとうございました。

本年も美味しい果実をお届けできます様努めてまいります。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

果樹園の雪は消えて穏やかな元日となりました。

2023年が穏やかな一年となりますことをお祈りいたします。