シナノドルチェ・シナノプッチ・秋映の生育

 9月はシナノドルチェ・シナノプッチ・秋映が収穫の時期となります。台風10号は被害無く、無事に生育が進んできました。シナノドルチェは縦長な果実に薄く赤色が出てきています。シナノプッチはすでにピンク色の果実が多くなっています。秋映もうっすら赤色になりました。3品種ともに順調な生育をしています。大切に管理してお客様にお届けいたします。


今夏の暑さとサンつがるの状況

収穫中のサンつがる
収穫中のサンつがる

 今夏は、厳しい暑さが7月の下旬から続き、恋空・シナノレッド・シナノリップ栽培は昨年を超える大変さとなりました。気温の高さに加えて太陽光で熱された果実表面は、白や茶色に焼ける日焼けが発生しました。さらに、高温にさらされた果実は、果実内部変質の発生が増え、収穫から収穫後の貯蔵中に果実内部が茶色に変色する果実が発生します。特に完熟果実で発生が多くなることが確認できましたので、さらなる高温対策を考えていかなくてはなりません。そして現在収穫中のサンつがるは、果実が小さく、大玉果実が少ない状況で、本年は中玉果実のみ販売となります。これから始まる秋果実収穫を前に、今夏の経験を整理して、これからの生産に活かしていきたいと思います。


台風10号接近に備える

 大変強い台風10号の接近に備え、果樹園では支柱の見直し・固定や、現在収穫できる果実の収穫を行っています。シナノリップ・シナノレッドは全ての収穫が終わり、次の収穫品種はサンつがるになります。台風接近に備えて熟期を迎えた果実を収穫しています。残された果実は台風通過後の収穫となります。

無事を祈りたいと思います。


シナノリップ収穫

 シナノリップの収穫が始まりました。1玉1玉熟度が違いますので、熟した果実から順番に、4回程に分けて収穫を予定しています。高温が続く毎日ですが瑞々しいシナノリップを収穫して皆様にお届けします。

ご予約くださいましたお客様には順番に商品をお届けいたしますのでお待ちください。


シナノレッド収穫

 シナノレッドの収穫を開始しました。高温が続く中でも瑞々しく鮮やかな赤色に着色し、酸味豊かでジューシーな果実に仕上がりました。ご注文くださいましたお客様には順番に商品発送してまいりますのでお待ちください。


シナノリップ収穫前管理

 シナノリップは葉摘・玉回し等収穫前の管理を進めています。シナノリップは高温の時期に収穫前管理を行う為、リンゴの日焼けを最小にする工夫が必要です。まるす小平果樹園では、葉摘作業(全体の色付きを良くする)は、葉を出来るだけ残し、詰む葉を少なくしています。特に西日が当たる場所は日焼けに注意が必要です。また、地面の草が緑色を維持出来る様、草刈りは高刈りにしています。栽培方法を樹高が高く木が密植した状態の垣根状に栽培することで、木陰ができますので、果樹園内温度が低くなります。などなど工夫はしていますが、それでも日焼けを完全に防ぐことは難しい状況です。今年のシナノリップの日焼けが少ないことを願い、収穫前管理を進めています。


恋空収穫

 今年初めての収穫品種「恋空」の収穫が始まりました。今年は昨年以上の猛暑で、ここ数日は最高気温34度が続いていますが、夜間の最低気温は20度付近で安定しています。

太陽が昇る前の清々しい果樹園で、熟期を迎えた恋空を一玉一玉確認して収穫しています。

ご予約くださいましたお客様には順番に商品発送してまいりますのでどうぞお待ちください。


恋空の色付き

 恋空の色付きが始まりました。恋空は色が付き始めると1週間ほどで急激に熟度が増し、真っ赤に色付き収穫を迎えます。高温と強い日差しが予報されてますので、日焼けを防ぐため、葉摘は少量行い収穫を待ちます。今年初めのりんご品種恋空御予約受付を開始いたしましたのでご利用ください。


シナノリップは収穫まで一月

 シナノリップは収穫まであと一月となりました。仕上げ摘果は終わり、果実の大きさは野球ボールほどの大きさです。少し赤く色付きした果実と、緑色の果実が混在していますが、日に日に色がついてくると思います。収穫頃にはひと回り果実が大きくなっていると思います。大切に管理してまいります。


サンふじ仕上摘果

 果樹園ではサンふじ仕上摘果を進めています。ピンポン球ほどの大きさになった果実が地面に広がり、歩くのには注意が必要。今年は大きな凍霜害はありませんでしたが、果実の大きさにばらつきが多く、霜によるサビも見られるので、注意して果実を選択しています。


梅雨入りと早生りんご

 長野県は6月21日に気象庁からの梅雨入りが発表されました。雨の季節はりんごの生育が一気に進む時期となります。早生品種の恋空・シナノリップ・シナノレッド・サンつがるは、急いで仕上げ摘果を進めているところです。現在はテニスボールより少し小さい大きさに育っています。サンつがるにサビの症状が見られますが他は順調な生育で、1ヶ月後に近づいた恋空の収穫が楽しみです。


お田植え

青空の下でお田植え
青空の下でお田植え

 本日は青空の下でのんびりお田植えを行いました。里は深い緑に、雲には夏の気配を感じます。晴天なのに雨が降ったりと目まぐるしく変わる天気でしたが無事お田植えを終えることができました。今年のお米はどんな味になるのか楽しみです。


サンふじ摘果作業とお田植え準備

 果樹園では朝晩が涼しく日中暑い日が続いています。りんごの生育は順調で、1回目の摘果はサンふじを残すのみとなりました。一つ一つの果実の大きさや形がわかりやすい状況になっているので、仕上げ摘果に近い摘果作業を行なっています。併せて、水田では田植えに向けた代かき・苗の準備が進んできました。苗の生育は例年より少し遅れているので6月初め田植え予定です。初夏の作業が始まる果樹園です。


りんご受粉は順調です

 果樹園のりんごはマメコバチなど訪花昆虫の受粉で果実が育ち、早い品種では小指大に生育が進んでいます。

開花が早い品種では4月21日から24日、遅い品種では4月25日から28日が中心花受粉の時期となりました。21日から24日は天気が不安定で、雨の降る日が多く、受粉に影響があるのでは無いかと心配しましたが、サンふじの一部に中心花受粉が悪い場所が見られる程度で、生産に大きな影響は無い状況です。

訪花昆虫のマメコバチは気候が良ければ一日中働き続けてくれます。今年も自然受粉でリンゴ生育が始まりました。マメコバチやその他訪花昆虫に感謝して、摘果作業を進めていきたいと思います。

 


りんごの花満開と摘花作業

サンふじの花満開
サンふじの花満開

 果樹園ではりんごの花が満開になりました。ピンクや白い花が咲き、花見を楽しみながらの摘花作業を進めています。今年は昨年の豊作影響で、花の数が少く感じられますが、凍霜害被害が全く無く、きれいな花が咲きました。今年のリンンゴに期待です。


りんご花見と水田苗作り

 山桜のピンク、菜の花の黄色、新緑の緑、里山は色とりどりの景色になりました。果樹園のりんごの花も赤色の蕾とピンクの花が可愛らしく咲き、お花見の時期になっています。

水田作業も本格的にはじまり、モミを入れた苗箱を水田に並べ、田植え用苗作りをしました。お花見を楽しみながら農繁期の始まりです。


りんご開花始まる

 りんごの開花が始まりました。最も早く開花したのは極早生品種の恋空です。シナノリップも開花直前。明日には開花しそうな様子です。


りんご展葉と炭焼き

シナノリップ葉が広がり蕾が見えてます
シナノリップ葉が広がり蕾が見えてます

 4月に入り暖かい日が続き、果樹園周辺の桜が満開を迎え、草や木の緑色が日に日に増え、景色の変化を感じる毎日です。

果樹園のりんごは順調な生育で、りんごの葉が広がり、中心には蕾が見えています。

果樹園の新緑や里の桜を眺めながら、剪定枝を集めての炭焼きを行いました。

枝集めの最中に、食べごろのタラの芽を見つけました。コゴミやウコギなど、春の山菜を楽しみながら、慌ただしい春の農作業を進めています。

 

 


りんご発芽始まる

シナノリップの発芽
シナノリップの発芽

 3月中盤まで寒い日が続き、りんごの生育はゆっくり進んでいましたが、このところの暖かさで、発芽が始まりました。草の緑色が徐々に濃くなってきています。驚くほど早かった昨年の春とは違い、平年並みの春となっています。


剪定作業の傷保護

りんご剪定傷に保護剤を塗布して守ります
りんご剪定傷に保護剤を塗布して守ります

 3月前半は雪降り、雨、晴と目まぐるしく変わる天気が続いていますが、比較的寒い陽気です。剪定作業は後半に入りました。暖かくなるとりんごの芽が動きそうですので、出来るだけ早く終わらせたいところです。剪定を行った枝の傷跡は、乾燥で割れてしまったり病気が入ることがありますので、保護剤を塗布して保護します。剪定と同時に進めて、出来るだけ木に負担がかからない様にしています。


寒暖差大きかった2月の果樹園

2月24日早朝の雪景色
2月24日早朝の雪景色

 このまま春になるのでは、と思う程に暖かかった2月の中旬から一転して寒さが戻っている果樹園です。今年の冬は写真の様な積雪になる日が多く、日差しが出てくると一気に融け地面が見えてきます。りんごの芽は少し膨らみ、春が近いことを感じる頃になりました。果樹園では剪定作業を進めています。


雪景色の果樹園

青空に映える白い雪景色
青空に映える白い雪景色

 今シーズン初のまとまった降雪で果樹園は10センチほどの積雪となりました。青空に映える雪も、気温の高さから融けるのが早く感じます。


降雪少ない冬の剪定作業

 今年の冬も降雪が少なく、剪定作業が順調に進んでいます。りんごの木をコンパクトに育て、日当たりと作業性を向上させたりんごの台木にM9ナガノ台木を使用しています。剪定で切る枝の量がこれまでの栽培に比べて極端に少なく、剪定作業の労力も軽減されますし、剪定枝のかたつけ作業も軽減されます。春先の凍害に弱いのが特徴でもありますので、できるだけ早く剪定を終わらせてあげたいりんごの木です。優先的に剪定作業を進めています。

 


2024年の始まり

 2024年まるす小平果樹園では美しい初日の出から始まりました。

快晴の南アルプスから太陽の日差しが温かく注がれりんごの芽が照らされます。

今年も皆様に美味しいりんごをお届けできる様に願う朝でした。

夕方に発生した能登半島地震で、大変な被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

私たちにできることを考えながら、そして行動し、一年を過ごしていきたいと思います。

現在、私達は、長野県内で行われる様々な剪定技術講習会に参加して基本技術の再確認を日々行っています。講習で教わったことを忘れないうちに果樹園で実践確認する毎日です。基本に立ち返りながら新技術を習得していきたいと思います。

本年もまるす小平果樹園をどうぞ宜しくお願い申し上げます。