サンふじは現在一玉一玉の玉回し作業を行っています。観察する中で、正常な果実が少ない事が確実な状況となってしまいました。
本年は春の凍霜害による花芽の被害が非常に大きくなりましたが、美味しい果実をより多く収穫出来ることを目指して管理してまいりました。
凍霜害が無い年は、一つの花芽から6つの花が咲き、その中心にある一番生育の良い中心花を残す一輪摘花を行い、続いて果実になったものを5果から1果に減らす仕上げ摘果となります。しかし本年は、1つの花芽から果実に成長できるものが半分程度となり、さらに果実となっても変形や成長が遅れるものが多くなりました。仕上げ摘果は、生育不良の果実や、玉サイズのばらつきが有る状況となりましたが、果実数の確保を慎重に行なってまいりました。
収穫直前の現在、果実数は例年に比べて少なく、玉サイズのばらつきによる小玉果・サビの発生果・生育不良果が多く、例年販売している正常果実が少ない状況です。この様な状況からショッピングカートからのご注文受付は当面中止いたします。どうかご理解くださいます様お願い申し上げます。サンふじについてご不明な点はお問い合わせからお知らせください。宜しくお願い申し上げます。
台風14号通過後の台風一過で濃く色付いた秋映収穫を開始しました。
台風の影響は風雨ともに弱く、影響はありませんでした。収穫を間際にした秋映そしてシナノスイートに傷が出来なくて良かったとホッとしてます。
さて、満開が早かった秋映は、昨年に比べて1週間ほど早い収穫開始となりました。日中の気温は30度に近づくほど暑く、この夏に導入した空調服を使用しての収穫となっています。ここ数年初夏から初秋までの期間は真夏並みに暑い気候が続いております。これまでは暑い時間は休み、涼しい時間に仕事をする様にしてきましたが、いよいよ休み時間ばかりが増えてしまい、仕事時間が足らない事態となってしまった為、導入に踏み切りました。導入後は快適に無理なく働く事ができる様になりました。
8月12日から始まった雨降りは強雨と小康状態を繰り返しながら21日の本日まで続いています。この雨で災害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。
果樹園では降り続く雨の中、収穫作業と次の収穫品種サンつがるの葉摘玉回し作業を同時に進めてきました。昨日は久しぶりに青空が見えましたが、夏の日差しが少し戻ると蒸し暑く、雨降り中の涼しい環境が恋しくもあります。降雨中に気温が下がり、開花が早かった今年のりんごは一気に熟してきました。サンつがるは急激に赤くなってきました。予定より早く収穫を迎えるかもしれません。
夏のりんごの収穫が続くまるす小平果樹園です。今年のシナノレッドは小玉傾向となりました。花の満開は4月21日頃で過去一番早く、生育期間が短い夏のりんごには好影響かと期待しましたが、凍霜害による花への影響の他に、開花後の5月に気温が低く推移したこと、梅雨時期の降雨が少なく早く梅雨明けし旱魃となったことなどなど、小玉になる条件が重なってしまったようです。しかし、あの凍霜害から無事果実まで生育してくれたことは、これから収穫が始まる他の品種の管理をする上でも一つの安心になりました。夏の厳しい高温の中無事収穫を迎えられたシナノレッドをご賞味ください。
ご注文いただいたいますお客様には順番で商品発送しています。どうぞお待ちください。
極早生種のシナノリップ が徐々に色付いてきました。シナノリップは、収穫期になると地色が緑色から黄色に変わり、全体に黄色味を帯びた色になります。緑色が強い現在の果実を食べると、親であるシナノレッド と同じ酸味を多く含んだ味です。未熟なものは強い酸味ですが、徐々に酸味が減っていき、甘味とのバランスが取れる頃収穫を迎えます。外観と味を見て収穫時期を決めます。 今年は8月10日頃から収穫期になると予想しています。
収穫の時期が近づいてきた恋空、シナノリップ、シナノレッドは順調に生育しています。
まるす小平果樹園のりんごで一番早く収穫を迎える恋空は、ソフトボール大の大きさに成長し、赤色が出始めました。試食してみましたが、デンプンがしっかり残っており、まだまだ甘さに変わっていない様子ですので、急激に完熟することは無さそうです。デンプンが減ると完熟期が近づいていることを知らせてくれます。シナノリップとシナノレッドは、まだ収穫は先になりますが、試食してみると、両品種とても酸っぱく、デンプンもしっかりと有り、まだまだ生育途中の果実です。収穫時期の予定をカレンダーに記載しましたのでご注文の参考にしてください。
また、販売のページで恋空・シナノリップ・シナノレッドのご注文受付を開始します。どうぞご利用ください。
7月16日関東甲信地方の梅雨明けが発表され、真夏の陽気となっているまるす小平果樹園です。
梅雨明けの時期が少し早く、長い夏になりそうです。りんご達は雨による病気の心配から解放され一安心です。さて、極早生品種である恋空・シナノリップ ・シナノレッド は野球ボール大に成長してきました。販売予約の受付を近日中に開始いたします。どうぞお待ちください。
サンふじ以外の全ての品種は荒摘果が終わり、サンふじの摘果作業を始めました。今年は凍霜害でどの果実を残すべきか悩みながらの摘果となります。凍霜害は、花が咲かないもの、花が枯れたもの、変形、小玉、赤く毛が取れているものなど程度の差も大きい状況です。中心果の大きいものが8ミリ程の大きさになってますが、果実表面の毛が脱落して赤く見えるものが多くあり、これらはサビの原因になります。ガク付近だけが赤いものは残し、果実全体に赤いものは摘果して側果を残したいと思います。地上から1.5mくらいまでの間では凍霜害により中心果・側果のいずれにも被害がみられます。それより上の場所では側果に被害が多く見られます。よく観察して良質な果実を残していきたいと思います。
りんごの花が満開を迎えています。
果樹園では4月6日、10・11日、16日に晩霜が降りましたが、心配していた凍霜害の被害状況が判明しました。
本年は、極早生種のシナノレッド と早生種のサンつがるを除く全ての品種に大被害が出ています。
残念ながら中心花の大部分には何らかの被害が見られます。また、側花が咲き揃いましたがこちらも被害が出ているため、手の付けようがない状況となっています。中心花の被害は覚悟しましたが、側花の被害は想定を超えています。
現状では、どの花が果実になってくれるのか全くわからない状況です。花弁が散り、受粉して果実の生育が進み、ガクが立ち上がり果実になりそうなものを残す方法を取りたいと思います。
一昨年の被害経験を生かして、なんとか良い果実生産ができるように精一杯できることを行ってみます。とはいえ、今は手を止める事が最善の選択になりそうです。
強い霜予報が出た4月9日、日中に燃焼資材の準備を行い、4月10日は燃焼資材で霜対策を行いました。10日0時に気温0度。1時から燃焼資材を果樹園に配置。燃焼資材デュラフレームを5メートル間隔に配置し、1時15分から点火を開始しました。マイナス1度から気温は下がり続け、すべてに点火が終了した2時にはマイナス2度まで低下。燃焼エリアの気温は0.5度まで上昇しました。
太陽が昇る6時まで火を維持したいと思っていましたが、3時30分頃から燃え尽きるデュラフレームが出始めたため、2本目のデュラフレームを使用して点火数を維持しました。常に北風が吹く天候だったため、燃焼時間が短くなったと考えられます。
2本目は、新型のデュラフレームを使用しました。大きさは少し小さくなりましたが、1回の点火で確実に着果するため、作業は大幅に軽減されました。
燃焼を維持し朝6時になりましたがまだ気温はマイナス2度。燃焼を続けました。7時になってようやく0度まで気温が上がりました。6日の低温被害に続いて今回の低温遭遇です。被害を少しでも減らす事ができていればと願います。
4月6日早朝の最低気温マイナス1度で過去最も早い凍霜害被害が発生してしまいました。
シナノリップ ・恋空の極早生種から秋映・シナノスイートの中生種、王林・シナノゴールド・サンふじの晩生種に至るまで、ほとんどの品種で、程度の差は有りますが写真の様な被害が見られています。
蕾の中心部メシベ付近が茶色く変色し、その下日ある果実部分にまで被害が及んでしまいました。
一昨年4月28日に開花中で遭遇したマイナス2度の被害と同等の被害状況になっています。
あの時に学んだ事を今年は生かしていきたいと思います。これから開花まで丁寧に観察し、急がず慌てず丁寧にりんごのお世話をして、少しでも多くの果実を収穫出来るよう準備したいと思います。
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は皆様にご愛顧いただきありがとうございました。
本年も美味しいりんごを皆様にお届けできる様精一杯がんばって参ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年は積雪した果樹園に雲間から日が射す美しい元旦となりました。
安心と恵ある1年となります様お祈りしました。