本年のサンふじが商品になりません。
サンふじをご予約いただいたお客様にはご迷惑をおかけしてしまい、この場をお借りしてお詫び申し上げます。サンふじは収穫・選果を進めてきましたが商品になりません。
4月28日に強い霜でリンゴの花が枯れる凍霜害の被害が出ました。花弁は茶色に変色し、つぼみの中のリンゴになる部分も茶色に変色し枯れてしまいました。例年は咲いた花を1つに絞る摘花を行いますが、今年は行わずに様子を見て、果実に育ってきたものを摘果で残してきました。収穫してみると、例年の果実とは明らかに様子が違い、商品にできる果実が見当たらない様な状況となってしまいました。果実まで育ったものも凍霜害によって例年の様な生育ができませんでした。また、台風による傷の発生も見られます。
この様な状況をもっと早く理解して、皆様にお伝えしなければいけませんでしたが、それが出来なかったために皆様に多大なご迷惑をおかけしてまいました。今後は速い対応ができる様今年の反省をいたします。
11月15日にサンふじ収穫を開始しました。
収穫すると今年の果実の状況が良くわかります。
畑で見てもまばらに実っている果実ですが、その少なさとバラツキに驚きました。
春の凍霜害で花が枯れてしまい、残った果実をできるだけ例年並みの数に近づけて残してきましたが果実数が大変少ない状況です。収穫量は大幅減収です。
また、その果実の大きさ・形・色全てのバラツキが想像以上に大きく、台風による傷も発生しており、商品にできるサンふじは過去にない少なさです。
予想していた事ですが想像を超えた状況となっています。
このような状況から、サンふじご予約のショッピングカートは終了させていただきました。
すでにご予約いただいていますお客様には、順番に商品をご用意してまいりますが、商品がご用意できない場合がございます。その場合はこちらからご連絡致します。
お客様にご迷惑をお掛けする場合がございますが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
王林・シナノゴールドは収穫が終わりました。本年は昨年に比べて7日程遅い収穫となりました。ご注文頂きましたお客様には大変お待たせいたしました。
さて、サンふじは収穫準備を始めました。なかなか赤く色つかない状況が続いていましたが、このところの寒さでようやく赤くなってきました。里の紅葉が進むのに合わせてリンゴの木の葉も黄色に色つき始めました。昨年に比べて少し遅い成熟の進みとなっています。
台風19号災害を多くの皆様に心配いただき大変感謝申し上げます。
まるす小平果樹園周辺では洪水や土砂崩れの発生はありませんでした。しかし長野県内ではまだまだ復旧が始まったばかりの地域があり、大変な生活を過ごされている方が多くいます。1日も早い復旧を願っています。
当園は、通常のリンゴ管理作業を続けられる環境にありますので、現在実っている果実をお客様にお届けできるよう大切に果実管理を進めてまいります。
季節は徐々に変わり南アルプスは22日に初冠雪しました。里は徐々に紅葉が始まってきています。シナノホッペは真っ赤な色がついてきました。赤色リンゴの中では、サンふじより少し早く収穫を迎えます。完熟まであと少しといった状況です。シナノホッペは葉取らずで栽培しています。どうぞご期待ください。
台風19号は大きな被害を残して通過して行きました。全国で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。長野県内では千曲川の堤防決壊による甚大な浸水被害をはじめ、広範囲に水害と土砂災害そして暴風による災害が発生しています。ご自宅の浸水や果樹園が水没してしまっている様子が報道されています。水没してしまったリンゴや強風で落ちたリンゴと倒れてしまったりんごの木など、台風被害の大きさを感じています。まるす小平果樹園周辺は、水害や土砂災害はありませんでしたが、強風により果実の落下が見られました。収穫中のシナノスイートは大きな傷がついてしまいましたので本年のご注文受付は終了いたしました。また、これから収穫を迎えるサンふじ・王林・シナノゴールドは、スレ傷が目立ちます。無傷の果実が多いことを期待していますが、収穫まではわからないのが実情です。木に残った果実は大切に収穫まで管理してまいります。
台風19号の接近に備えて台風対策を進めています。特に収穫期のシナノスイートは、予定を大幅に繰り上げて、出来る限りの果実を収穫することにしました。シナノスイートは果肉が柔らかく、さらに果皮も柔らかいため、強めの風が吹くだけで、枝などと擦れて皮が破けてしまい商品にならなくなってしまいます。本来であれば、収穫は熟度が乗ったものだけを数回に分けて行います。しかしながら台風予測は2017年21号台風同様のコースと規模と伝えられていますので、シナノスイートはあの時の風には耐えられないと判断しました。着色管理は弱い葉摘みと玉回しを行い順調に着色も進んできました。現在ご注文いただいていますお客様へは、早期に熟度が上がった果実をお送りいたします。今後のご注文につきましては、大変申し訳ございませんが中止させていただきます。収穫で残した果実が無事台風を乗り越えられました際には再度ご注文受付をいたしますのでどうかご理解ください。
令和元年のシナノリップ は栽培に大苦戦し、皆様へ販売することが出来ませんでした。
シナノリップ は多くの花が開花しましたが、中心花を残す摘花を進めている最中に晩霜で花が枯れてしまい、着果量(果実の玉数)が大幅に減りました。
さらに、7月にはシンクイムシがシナノリップ に集中発生し、最終的には半数の果実が被害を受けてしまう状況となりました。
本年は販売することを諦めて、来年の栽培に向けた情報を収拾することになりました。
完熟収穫の適期は見た目だけで判断出来ないことや、害虫対策を多品種以上に注意になくてはならないこと、収穫時期がシナノレッドと重なることなどがわかりました。
完熟シナノリップ はとってもジューシーで濃厚な味になります。暑い時期のリンゴですが収穫後の日持ちが良く、柔らかくなりにくくて食味の変化が少ないことを確認しました。来年は完熟シナノリップ をお届けできるように頑張ります。
恋空と書いて「こいぞら」と読む真夏のりんごを収穫しました。恋空は、まるす小平果樹園でこれまで最も早く収穫していたシナノレッドに比べて1週間ほど早く収穫期を迎えます。味は甘みが有り酸味が少なく、甘いりんごです。色は、秋映に次いで真っ赤になります。猛暑の夏が例年となり、7月28日の梅雨明け以降、まるす小平果樹園の最高気温は連日34度から35度。夏はとっても暑いものとして定着してきた感じがあります。恋空はこの気候にも順応しているように感じます。今年は4月28日の降霜で恋空の中心花のほとんどが枯れてしまいましたので側花を利用して育ててきました。本来のサイズより少し小さめの大きさになったものの、味は例年通りになりました。本年は少量しか販売できませんでしたが、来年は収穫量の増加に期待しています。ご注文くださいましたお客様には商品発送中です。どうぞお待ちください。
さて、次の収穫品種のシナノレッドは猛暑の影響を受けて日焼けの発生が増えています。収穫時期は当初予定より遅れそうな様子です。
長く続いた雨の日も合間に晴天が見られるようになり、梅雨明けを感じさせる果樹園です。
今年のりんごは、凍霜害の影響でりんごの着果が少なかったので、荒摘果から仕上げ摘果までが早く終了しました。現在は見直し摘果を各品種で進めています。果実が大きくなるとサビや変形がわかりやすくなり、生育が止まって小玉の果実も判別しやすくなります。
果樹園では、小鳥たちが元気に飛び回っています。りんごの木の中で営巣する強者もいて、今年はシジュウカラの様な親鳥が見直し摘果をする私の周りで警戒していました。そっと写真を撮影してその場を離れました。
さて、極早生のリンゴの収穫時期が近づいてきました。
恋空は色付きが始まり、8月上旬収穫になる予定です。恋空は、濃い味のリンゴではありませんが、酸味が少なく、皮ごとお召し上がりいただくと美味しいと思います。
シナノレッドは、少し色が付いてきたかな、といった状態です。8月中旬以降収穫になりそうです。シナノレッドは酸味があるリンゴです。食べる前に少し冷蔵庫で冷やしてお召し上がりいただき、皮付近に甘みがありますので、皮ごと食べると甘み・酸味のバランスされた味が楽しめます。いよいよ本年産のリンゴが食べられる季節がやってきました。
いっせいに開いた若葉が緑を濃くし、新緑のりんご畑は眩しいかぎりです。りんご果実は日に日に大きくなります。良い果実が残せるよう丁寧に摘果作業を進めています。
5月8日の早朝に令和最初の霜対策で燃焼資材を果樹園で焚きました。天気予報は8日3時から5時にかけて0度付近の温度になりそうでした。午前2時気温は1度。前夜に用意しておいた燃焼資材デュラフレームを防霜ファンが設置されていないシナノスイートとサンふじに配置しました。30分程で配置完了。気温は0度に近づいているため続いて点火しました。午前3時に気温計がマイナス0.5度を指します。満点の星空を眺めながら、30分おきに火の調整を続け、5時過ぎまでマイナス0.5度が続きました。辺りの草にはうっすらと白く霜が降りています。燃焼資材を焚いた範囲は果樹園のごく一部ですが、効果があることを期待します。
満天の星空は今までになく澄んでいて綺麗でした。
4月28日の晩霜による被害が見られないシナノレッドから摘花作業を開始しました。果樹園を毎日見回り、その被害の大きさに驚いていますが、被害の程度は果樹園の場所によって大きく違います。防霜ファンが設置してある場所は被害が軽く、特にシナノレッドは被害が見られませんので摘花作業ができます。防霜ファンが設置してある秋映、シナノスイートの一部、サンふじの一部は、花をよく観察して選びながらの摘花になります。そのほか被害が大きい場所は花が散り、果実の成長が確認できるようになってからの摘果になります。
今年もアグリ支援の方々にお手伝いしていただいています。いろんな症状があり生育が進むと見え方も変わります。例年に無い作業ですので毎日現場でミーティングをして、良い果実が残せるように作業を進めています。
平成最後の試練がやってきました。4月28日早朝の低温で開花が始まったりんごの花が凍る状況となりました。防霜ファンの設置していない畑の被害は過去に見たことのないレベルとなっています。中心花、側花を問わず、めしべの褐変が見られます。雌しべから花の内部が褐変したものは果実になりません。
ところで、あらためてりんごの花を見ると命をつなぐ仕組みに驚かされます。りんごの花は中心に1つ(中心花)、その周りに5つの花(側花)がまとまって咲く形です。そして、中心の花が初めに咲き、周りの花はその3日後頃に咲きます。中心の花と周りの花は生育の時期がずれることで今回のような低温遭遇に備えているのです。また、天地に別れて咲くことで、上側になった花は放射冷却による低温から下側の花を守っています。りんごの木は厳しい気候にも適応出来るように作られていることに気がつきました。
さあ、ここからは私たちが知恵を絞って今年の収穫に向けて最善を尽くすのみです。
平成最後の試練は令和へと続きます。
剪定作業が終わりましたので、りんご剪定枝を回収しています。写真の場所は、これから抜根して土を起こし、新しい苗木を植え付けたいと思います。
晴天の果樹園ではリンゴ剪定作業を進めています。収穫が終わりリンゴの木は落葉しました。枝だけになった状態を見て、葉が茂り果実が実っている状態を予想するのには熟練が必要です。リンゴの木の生理を理解しながら、目標の樹形に仕上げて行きますが、思う様にはいかないのが常です。熟練した大先輩の剪定技術を年初から連続で視察して、今年も基本に立ち返って剪定作業を進めています。美味しいりんごが出来る事を願います。
平成31年は美しい初日の出が果樹園を照らし一年が始まりました。
旧年中のご愛顧に感謝申し上げますと共に
本年もまるす小平果樹園をどうぞよろしくお願いいたします。
太陽は南アルプスから昇り始め、太陽の暖かさが一面に広がります。
氷点下の気温と放射冷却で凍った水滴が地面でキラキラと輝き美しい朝でした。
本年も太陽の恵みを受けて美味しい果物が出来ますことを願います。